タイトル | : もしかして、詰んじゃってます? |
投稿日 | : 2009/01/29(Thu) 13:38 |
投稿者 | : 考察者K |
> ▼税制の比較でスラムとかの比較ではないですよ。
> アメリカは駄目な国ですよ、そんな駄目なアメリカでさえ
> 税制は日本より貧乏人に暖かく、金持ちに厳しいのです
アメリカにスラム街は無いのですか?
貧乏人に優しい税制の国のアメリカに「スラム街がある」ということはお認めにならないのですか?
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/a220-6.htm
によれば、社会保障費まで含めた国民負担率は、日本と米国ではどちらが「高い」のです?
これ、管理人さんの提示したデータですよね?
どうも、Kの質問にはまともに回答する意志はないような気がするのですが、少し質問を変えましょう。
では、日本の所得税制(別に総合課税の税制でも良いですが)を、どのようにいじれば、実効税率が諸外国並みになり、貧困層に優しく、福祉も充実し、労働意欲も減退せず、金持ちも国外逃亡しない程度の累進率になり、なおかつ、国の借金も減らせるとお考えでしょうか?
ちなみに、現在の日本の所得税率は
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
になるようですが、例えば、200万円以下は税金0とするとして、その後、どのような税率と控除(これは、一定税率に達した時に課税%が上げっても税金が多くならないようにする調整のためにあるものです。)ならば、実効税率が上がると考えているのでしょう?
> 総合課税、税額控除、消費税で食料や電気は無税、
> これがアメリカの税制です。
仮に日本が、国営農業作って、国営電力会社などを作って、何らかの方法で人件費を縮小させて、営利民間企業ではなく、非営利公営企業が「自力で供給が出来る」のなら、安く供給も出来るのでしょうが、米国がどうのこうの言ったって意味はないのではありませんか?
Kも生活必需品には消費税はかけない方が良いと思っています。
憲法では「国は国民の最低限の文化的生活を支えるように努める義務」も明記されているから、最低の食料くらいは無料配布でも良いくらいに思っています。ただし「古々米ご飯にキャベツの山盛り付き、メザシ付き定食」くらいになりますけどね。
飲料水が「タダ同然なのは日本くらい」とも聞いていますしね。
> これくらい少なくも日本もすべきと思うのです。
総合的に比べて、全ての面で、米国が日本に比べ貧困層に優しい国とは思えません。
知識不足で、具体的には指摘できませんが、日本の方が優しい部分もあるのではないですか?
劣っている部分だけを比べても意味はありませんよね。
> 日本国民は優秀で働き者だから、アメリカと違いますよ、
これは、何ら根拠のない「イメージ」です。
確かに、過去の実績的には、そのような面もあったとKも認識していますが、基本的には、労働者の人権意識と権利主張能力が低かっただけでしょう。
「大和撫子」は奥ゆかしいとかいうのも「過去のイメージ」でしょう。
今の女性は、非常に強いですよね。
人種や国籍では、「優秀で働き者」などとは決まってはいません。
国技の相撲も外国勢が上位を占めていますし、芸能界・スポーツ界の有名一流選手の在日外国人選手の割合は非常に高いのですよ。
イメージで物事を主張するのは避けた方が良いのではありませんか?
> 国民の多くはアメリカの税制を知らないから文句を言わないのでしょうね。
まあ、その面はあるでしょうが、そればかりではないでしょうし、基本的に日本人は自己主張が下手な人がまだまだ多いのでしょう。
「不言実行」こそが美学と思っている人も欧米に比べれば、まだまだ多いですし、お上に依存していれば間違いはないという依存体質もあり、中には、「総合的に判断して、ここで文句を言うのはワガママだよ。」と判断する人も多少はいるのでしょう。
> ▼資産税についても日本はアメリカより少ないですね。
> 国民負担率(対国民所得比)日本は08年、他国は05年、財務省
> 日本, アメリカ, イギリス,ドイツ,フランス,スウェーデン,イタリア,カナダ,デンマーク
> 資産課税等 3.6% 3.9% 5.5% 1.2% 8.3% 5.4% 6.3% 5.7% 3.0%
資産税自体を単に比較しても、やっぱり、あまり意味はないような気がします。
それこそ先祖代々の土地に、住んでいるのなら、税金取るのもどうかと思いますし、都会の良い場所にあると言うだけで、あり得ないような評価額を決められて、税金支払え、では理不尽でしょう。
都会の商店はそれで潰れている店も多く、神保町の古書店街などは税金のために古書をドンドン値上げする必要に迫られてもいます。
現在、生活のために利用している資産ならば、単純に資産課税すればいいとも思えません。
問題は、生活に必要でない「贅沢資産」と「もはや、自分の代では使わないであろう、人生剰余金とも言える金融資産」だろうと思いますよ。
つまり、悪の根源は「銭の亡者が、餓鬼道に陥って、コレクターのごとく集めた過剰資産」であり、ブラックホールのように無限に富を吸収し続けようとする、日本市場に開いた「穴」です。
多少の政府の金融政策は、全て、この穴に流れ込んでしまうのです。
ここを、何とかしなければ、何も改善しないと思っています。