零号機

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通りすがりの酔漢はかく語りき

[1] 投稿者:YAS 投稿日時:2021/6/1 20:51 (Tue) No.144

今日は寺田寅彦な気分だと、竹葉亭で一杯やって鯛茶漬けでも食ったあとに、
新橋に繰り出して佐田さんのSIDE-Bよろしく酒精を追加して電車に乗れば、
古女房が寝っ転がる家ではないどこかに辿り着くこともなく、人身事故で
中央線が止まってしまって吉祥寺のベンチで酔いを覚ましてオデヲンで
シン・エヴァを観てきた今日この頃ですが、ご機嫌いかがですか?

なんというか、シン・エヴァの完結が2021年って、TV版が1995年だから
四捨五入して30年とかこれはもうなんともすごいことですね。
管理人様の投稿を拝読すれば、さもあらんを膝を打ちつつ、エヴァって
複数の世代を渡る作品なんだなと痛感します。

「君の名は」といえば、親の世代は岸惠子(1953年)で私の世代は鈴木京香(1991年)、
若い人たちはアニメ版(2016年)なんで、みんなそれぞれ自分の君の名はがある
ということと、きっと大差ないかもなんだろうなと考えてみれば、そりゃ先日
自分が観たのはエヴァと思えないのが当然かなと。

じつをいうと、観る前は、シン・エヴァを観た若い人があの頃のように補完SSを
怒涛のように書いてくれたりしないかな。そういうの読んでみたいなとか、
どこか期待しないでもなかったんですが、尻の痛さが限界に近づく記録的に長い
スタッフロールを観おわる頃には、あーこりゃ無理かと勝手に残念がってたり
しました。

とはいえ、こうも思うんですよ。
いくら思惟なり意識なりを共有できたって、シンジがゲンドウを理解できる時点で違和感ありすぎっていうか、相手を理解できるようなシンジは庵野版じゃなく貞本版だろと。
庵野版だったら、あの村でゆきずりの女とデキ婚しちゃって、その後も色々あって酸いも甘いも噛み分けたような気がしなくもないって年頃にならないと、あの展開は無理じゃないっすかね。

最後に、私の中のレイは、第一話でシンジが道路に目を向けた時に一瞬みえた
綾波レイなので、序では出てきましたが、残念ながらシンでは出てこなかったです。

[2] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/3 13:45 (Thu) No.148


まさか反応が有るとは思って無かったので猛烈に驚きつつ、あまりの嬉しさに少し涙ぐみつつ

YASさん、書き込みありがとうございます。
ほんとお久しぶりです。お元気でしたか?

私と言えばこの間、仕事が変わり、腹が出っ張り、おしっ●のキレも悪くなるし、髪も抜けたし、
葬式も無事に・・・えーと計2回出したし、挙句、一度自分が病気で死にかけて

「でも、レイが迎えに来てくれるならそれも良いか」

とか内緒で思っていたのに、気づけば無事に年季が明けてしまい「んじゃもう少し、がんばるか」とか思っていたら
エヴァのラストに立ち会えました。

>複数の世代を渡る作品なんだなと痛感します。

ウチの下のバカ息子が「シン」見てきて、解ったよーな顔してあーだこーだ言いやがるし。
上のバカ息子は「親父世代のエヴァオタほど怖いものはねーよな」とか言いやがるし。
そんなの見てると、ますます。

>そりゃ先日自分が観たのはエヴァと思えないのが当然かなと。

やっぱりそう思っちゃいますよねぇ。
あ、ここでちょっとズレますが、

>あの村でゆきずりの女とデキ婚しちゃって、

これ読んで、実は私その昔、シンジとレイが一緒になって、その後、シンジがアスカの誘いに負けて過ち犯して、それを知ったレイが
アスカに対して「知ってるわよ」ってニッコリ笑い、アスカはシンジに「結局、アンタ、あの女を選ぶんでしょ?」って
言う、みたいな世界感のSS/FF(ベタだけど私のレイってこんな感じなので)も読んでみたいな、って思ってたことあったんですが、
そんなこと思い出しました。

[3] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/3 13:47 (Thu) No.149


>あの展開は無理じゃないっすかね。

同意。

NHKの密着番組とか見てると、どうやら製作側もあの展開に無理があることは解ってた節もありますね。
それでも「大人の事情」なのか何なのかあの展開にして話を強引に畳むことを選択したんでしょうね。
でも「シン」って、ただひたすら庵野秀明がエヴァと決別することだけを目指した展開/作品だったような気がする。
シンジも、アスカも、特に「綾波レイ」は、結局またパーツにされちゃったよーな、そんな気もします。

>残念ながらシンでは出てこなかったです。

あれ?「お迎えレイちゃん」ってば、よく覚えてないけど黒波が消える所かどっかで出てきませんでしたっけ?
でも、確かにあのレイで終わって欲しかった気もするな。それでこそエヴァ。
望んだ未来は違うけどね。(笑)

そう言えば、先日HDの中、漁ってみたんですが、「蒼き淵にて」は有ったんだけど「SIDE-B」が見つからなかったんですよ。
多分MDの中なんだろな、今、ドライブが無くて読めないけど。(泣)
でも「I burn for you」は見つけられた。あれこそが「綾波レイ」ですよね。やっぱ。
望んだ未来は違うけどね。(笑)

ちょっとだけやってみたいことがあるので、暫くは出てくるつもりです。気が向いたらまた書いて下さいませ。

[4] 投稿者:YAS 投稿日時:2021/6/7 11:17 (Mon) No.153

> お元気でしたか?

私も同じく色々と脳みそや心臓に手を入れられかけて改造人間に至る階を
垣間見たりとか。
看護婦さんってスカートじゃなくてパンツがデフォルトなのを入院するまで
知らなくて、軽く絶望を感じたりとか。
知り合いが酔っ払ってお見舞いに来て置いていった酒を取り上げられて
婦長さんにしこたま怒られたりとかいろいろありました。

>>あの村でゆきずりの女とデキ婚しちゃって、

>アスカはシンジに「結局、アンタ、あの女を選ぶんでしょ?」って

あー、そういうメロドラマ的なのもなんかいいですね。

>>あの展開は無理じゃないっすかね。
中略
>でも「シン」って、ただひたすら庵野秀明がエヴァと決別することだけを
>目指した展開/作品だったような気がする。

私は別の視点も大きかったのじゃないかなと思ってまして。

やっぱビジネスが成り立つタイトルがシリーズ化できると、安定したビジネス
サイクルを回せるってことで、コアレベルの既存人材・若手人材の維持・発展
から周辺分野まで裾野がある程度広く展開できるというレベルまで、本当に
重要なんだと勝手に想像します。
序がリーマンショックちょい前の2007年でシンが2021年ですから、この期間、
限定的とはいえある程度安定的な収入が見込めるってこの時代大きいですよね。

私は、あの話題になったドキュメンタリーは観てないで勝手な想像なんですが、
カラーの社長という公的な立場をあえて背負うって、やっぱただ事じゃない
でしょうから、仲間や業界のことを自分のできる範囲でなんとかとかって
思われたのかなと感じました。

あと、ダ・ビンチのモナ・リザとか、ゴッホのひまわりとかじゃないですけど、
結果的に死ぬまでずっと筆を入れ続けることになる作品やモチーフってのも
あるのかなーとか。

[5] 投稿者:YAS 投稿日時:2021/6/7 11:18 (Mon) No.154

>>残念ながらシンでは出てこなかったです。
>あれ?「お迎えレイちゃん」ってば、よく覚えてないけど黒波が消える
>所かどっかで出てきませんでしたっけ?

あれ?できてきましたっけ?
恥ずかしながら、シンはどうにも特に心に残るシーンがなくて。
これってとこがあんまりなくて。

私の好きな色々な綾波レイがいますが、まだ綾波レイを知らないシンジが
垣間見た綾波レイにも、どうしようもなく惹かれるのです。
なんというか星野之宣の「遠い呼び声」に出てくる二人の関係性にも
どこか似ているって言ってもわかってもらえなさそうな例えですみません。

>そう言えば、先日HDの中、漁ってみたんですが、「蒼き淵にて」は
>有ったんだけど「SIDE-B」が見つからなかったんですよ。

私も漁ってみたんですが、「SIDE-B」はあるのですが、「蒼き淵にて」が
なかったんです。
これはもうスパイのように新聞に挟んで受け渡しするしかないですね。

>でも「I burn for you」は見つけられた。あれこそが「綾波レイ」ですよね。
ですね。
あと、私としては「小説化計画」の綾波レイも外せないっす。作中のシンジは
庵野版をベースにしつつ、レイとの交流の中で貞本版へと展開するシーンも
あるのでおっさん的にたまらんですね。

[6] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/8 22:39 (Tue) No.159

>看護婦さんってスカートじゃなくてパンツがデフォルトなのを入院するまで
>知らなくて、軽く絶望を感じたりとか。

あぁー分かるわ。同じ絶望味わった。
私の場合、その上、一番「お気に」の看護師さんにカテーテル抜かれることになって、
更に絶望したけど、でも、私がそういう趣味だったら嬉しかったのかな?

>仲間や業界のことを自分のできる範囲でなんとかとかって
>思われたのかなと感じました。

そうですね、その面は絶対に大きかっただろと思いますし、また
その意味でも「庵野秀明は今回で退場」としたかったのだろうな、とも思います。

>結果的に死ぬまでずっと筆を入れ続けることになる作品やモチーフってのも
>あるのかなーとか。

あーなるほど。

何にせよ例えば一部声優陣も「これで終わり」っての疑っているみたいですし
制作陣の若返りも出来たから、あながち可能\性が無い訳ではないでしょうね。

>星野之宣の「遠い呼び声」

これって一部で「インターステラ」って映画のネタもとって言われてた作品ですよね。
なんか聞いたことあります。

>スパイのように新聞に挟んで受け渡しするしかないですね。

了解です、少ししたら新聞紙の代替品、用意しますかね。

>「小説化計画」の綾波レイも外せないっす。

これ、お恥ずかしながら私読んで無いんですよ。
なんで何だろ?結構\早い時期に読めなくなってたのかな?

[7] 投稿者:YAS 投稿日時:2021/6/15 00:09 (Tue) No.164


>>星野之宣の「遠い呼び声」

>これって一部で「インターステラ」って映画のネタもとって言われてた作品
>ですよね。
>なんか聞いたことあります。

私の中で小学生のときにはまった星野之宣と松本零士、そして聖悠紀は、
かなーり特別なんですよね。


>スパイのように新聞に挟んで受け渡しするしかないですね。

>了解です、少ししたら新聞紙の代替品、用意しますかね。

「小説化計画」を古いHDからなんとかサルベージしました。
ただ、よくわからんファイル形式で保存されていて、txtを抽出して
ちょっと整形しないとちゃんと読めないかもですが、これもいっしょに
お渡ししますね。


>「Air Plus」

KIDさんの作品好きでした。
以前お話したSSのあのフレーズが良いんですよね。

あと、たしかトップページにあったレイのとても小さな画像が
なんとも良くて、心に残ってるんです。


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雨のち晴れ

[1] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/5 21:23 (Sat) No.151


とある放課後、シンジとアスカ、二人一緒の下校途中に突然降りだした雨。
なんとか軒下に逃げ込んで雨宿りしていた所へ駆け込んできたのは、あの「空色の髪の少女」。
雨に濡れた二人の美少女に挟まれた「思春期シンジ」の運命は?

**************

とかなんとかうざったいやりとりをしていても、シンジ、男だった・・・。

アスカもびしょぬれになったのだ。当然、濡れて身体に張りついた制服が・・・(以下略)。

「エッチ、チカン、ヘンタイ!しんじらんない!」
「いかりくんのばかぁ」
 響き渡るビンタの和音。

 ♪
 
レイとアスカが二人、影を並べて歩いている。
水たまりに赤い夕陽が浮かんでいた。

「ねぇ、アスカ」

空き缶を蹴って、レイがアスカの方を見た。

「なによ」
「あのね、さっき、言おうとしてたこと思い出したの」
「・・・ああ、で、なんだったの?」

てへへ、と笑ってレイは、続けた。

「雨ってみんなだいたい憂うつだって言うよね。わたしたちもいったよネ」
「うん・・・まあ、そうね」
「でも、そんなときでもこうやって三人一緒にいれば楽しいねって言おう
 と思ったんだ。雨宿り・・・もいいよね」
「・・・・・・」
「・・・わたしって、寂しがりやかなぁ」

水色の髪を風に揺らして、レイは、空に微笑む。
アスカの瞳に少し迷いのようなものが浮かんだ。すぐにそれは消え、
アスカも優しく微笑んだ。

「ううん・・・アタシもそう思うもの」
「じゃ、いっしょね」
「うん」

二人は、笑った。そして後ろを振り向く。
三歩あとを両方の頬を腫らしてとぼとぼと歩くシンジが見えた。
アスカとレイは、目を見合わせてくすりと笑う。

「バカシンジ!」
「碇君!」

夏の始まりを告げる風は、まだ、ちょっぴり冷たかったけどけど、
とてもやさしく吹いていた。

よりそうみっつの影。
やがて、ふたつになり、いつか、ひとつになるんだろう。

[2] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/5 21:25 (Sat) No.152


HD漁って選んだ最初の作品はこれ。

学園物。発表\時期は確かTEOEの直前もしくは直後位。作者さんはKIDさん、だったかな?
ご自分のサイトではなく、確か「Air Plus」というサイトへの投稿策だった記憶があります。
リナレイ的なレイですが、とにかく幸せそうな3人の姿が嬉しくて、キツイSS/FFなどを読んだ後の精神安定剤替わりに
何度も読み返した作品でした。

ちょっと固い話になりますが、私はLRSが大好きではありますが旧劇の先にシンジとレイがただ単に
再会出来たとしても、そう簡単には上手く行かないだろうな、とずっと考えてました。
つまり身も蓋も無く言うと「単純なLRSにはリアリティが無い」と思ってます。

でも、3人で日常を共有出来たら、そうすればきっとそんな未来もあり得るかもしれない。
この作品での3人は、そんな未来を予\感させてくれます。

でも、もしかしたらシンジはアスカを選ぶのかもしれないけど、それもそれでレイの未来なので。


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【名場面】時が、走り出す

[1] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/12 01:59 (Sat) No.160

最後の戦いから3年。深い心理的ダメージを受け心を閉し続ける「綾波レイ」を見舞い続けるシンジと、
そんなシンジに寄り添い続けるアスカ。
そんなある日、シンジの願いは叶い、
レイが言葉を取り戻す。

止まっていて時が走り出した、が・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シンジに促されてベッドに戻ったレイは、スピーカーを通してシンジと話し始めた。
 
「こんな姿を見せること、碇君を苦しめるってわかってる。
 本当は何も知らせずに消えたかった。そのつもりだったの。
 でも、アスカさんに大切な事を教えてもらったから・・・

 だから今は、何も残さないで消えてしまうのが嫌なの。
 悲しみでもいい、つらさでもいい。
 何でもいいから、私のこと、碇君の記憶に残していきたいの。
 それが苦しめるってことわかってるのに・・・

 どうして、こんなに嫌なことをしてしまうの?
 感情を持つということがこんなに嫌なことだったら・・・
 私・・・昔の方が良かったかもしれない。 

 何も感じない。
 何も思わない。
 ただ言われたことに従っていれば良かったあの頃・・・」 

レイが少しだけ遠い目をしたので、シンジは思わず口を挟んだ。
 
「ほんとにそう思ってる?」

「・・・ううん・・・今は違うわ。私わかったの」
 
と言って、くすっとレイは微笑んだ。

「碇君を苦しめたくないって気持ちは・・・そう、裏返しなのよ・・・」 

「何の?」

「・・・す・・・き・・・だって気持ちの・・・」 

「ん、よく聞こえないよ」 

「いいの。聞こえなくて」
 
「・・・けち」 

「そう、私、けちなの」

そう言って彼女はまた笑う。

[2] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/12 02:00 (Sat) No.161

以前とは比べものにならないくらい豊かな表\情をするレイを見て、
シンジはついつぶやいてしまう。
 
「僕は・・・父さんが憎い・・・憎いよ・・・」 

もはやぶつけるすべのない感情。
だが、そのつぶやきを聞きつけたレイは、とても悲しそうな顔をした。

「でも、碇司令のおかげで今の私があるの。
 碇君やアスカさんや、そしてみんなと知り合えたのは司令のおかげ……
 だからそんなこと言わないで。
 本来なら私は存在することさえ許されなかった。
 だけど今、こうして碇君と話をすることができるわ。
 それは碇司令のおかげなのよ」

「・・・そうだけど、だけど、このままじゃ綾波は・・・」

「私は大丈夫。碇君がいれば何も怖くない。
 それに碇君にはアスカさんがいるわ。
 彼女があなたの心を癒してくれる。

 でも忘れないで。
 アスカさんの心にも傷はたくさんあるの。
 碇君が傷つけたのもあるのよ。
 だから優しくしてあげて。

 大事にしてあげて・・・」
 
「・・・うん。
 ・・・なんだか僕が励まされちゃってるね・・・」

「・・・・・・」 

レイの返事はなく、かわりに聞こえてきたのは可愛い寝息。
その無防備な寝顔に、シンジは思わず頬をゆるめた。
 
モニター越しに見える綾波の寝顔・・・なんだかちょっと笑ってる・・・
目を覚ますまでここで見守っていよう。

そばにいよう。
後悔の無いように。

今、僕が出来ることの全て。


そして、チルドレンの、最後の一週間が始まった。

[3] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/12 02:02 (Sat) No.162

三作目はこの作品。
かつてWeb上でエヴァSS/FFを読んだ方々であれば、少なくとも名前を聞いたことはあるであろうこの作品。

私的にはエヴァ関連二次創作のある種頂点であり代名詞とも思っている作品です。
パソ\コン通信「NIFTY-SERVE」初出と聞いていますが、作者はDARUさん。Web上ではHP名「CREATER\'S GUILD」での公開だったと思います。

所謂エヴァ的な世界感は薄く日常劇に終始し、あくまでも淡々と、そして切なく描かれるチルドレン3人の
姿、脇を占める旧NERVの面々、それらすべてのキャラクターの優しさが胸にせまる作品です。

引用したのはラスト前々回の一部分。
本当はこの直後のシーンこそが「名場面」だとは思いますが、
今、改めて読んでもあまりに優しく、哀しく、美しいその部分を引用するのはやめておきました。
お手元に保存してある方はこの機会に、もし未読の方は幸いにも以下のリンクで読めるようです。

http://www.asahi-net.or.jp/~tm3r-nd/

そもそもは「SS/FFなんて紛い物」という偏見が有った私が、この作品を読んで号泣し、以降数年に渡って
SS/FF漁りを始めるきっかけになった思い出深い回です。
以来ずっと再読出来ず、今回漸く二十\年近く振りに再読出来ました。

「哀しいのはチルドレン」

私にとっての「エヴァ」は作中に出てくるこの言葉と共にあるような気がします。


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名場面集の今後に関して

[1] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/8 22:37 (Tue) No.158


今、ここを見てくれてるのは、いたとしても数人なので、大きな問題にはならないだろう、とは思ってはいますし、
文字数でもせいぜい1200文字程度しか上げないつもりですが、それでもこれがあまり褒められた行為では
無いことは十\分理解しています。

そのため、今後、どれれくらいやるかは決めてませんが、有る程度、私的に気が済んだら、全部消去しようとも
思ってますので暫しの間、見逃して頂ければ幸いです。

……て、言うか、始めた見たら意外と色々な発見があって「面白い」というか「興味深い」っていうかな?

まず、やっぱり色々忘れてる。
「あんなシーンがあったと思うけど、あれ何だっっけ???」が凄い沢山あります。

あとは、やはりエンディングが印象に残っている作品が多いのだけど、流石にそこを切り取るのは
どうかと思うし、つまらないし、のでその場合はどこを持ってくるか?は結構\悩むけど、それはそれで
面白いような気もするし。

ともかく、もうちょっと続けてみたいとは思ってます。
目標は10作品くらいかな?


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喪失感とこれから

[1] 投稿者:管理人 投稿日時:2021/6/5 21:16 (Sat) No.150

今、「終わったのかぁ」という喪失感が結構\大きいです。

うーん、ここまで感じるのはかなり想定外。

正直エヴァが終わったことに対する感慨はそれほど無い、と言うか「まぁ良かったんじゃ無いの?」という感じなんですが、
同時にどこか「綾波レイはあれで終わっちゃったの?」というか、彼女にもうこれ以上のストーリーが無い、ということに対する
喪失感というか無力感が有るんです。

何なんですかねぇ。この感じ。
TEOEの時はとにかくもう辛くて、哀しくて「そんなの無いよ」だったのですが、それとは違う今回の「そこはかとなくも強い喪失感」。

多分、突き詰めれば単純に「シン」の終わり方にキチンと納得できないだけのことだとは分かってるんです。
例えば貞本版のように悲しくても納得感のある終わり方なら区切り感もあったのだと思うのです。
でも、またなんとなく中途半端にオチ着けられて「またしても置き去りにされた」感が凄く虚しい。

そういえば、どうやらこの10年くらいの間にアスカの方が人気になったらしいですね。
それ自体、確かに若干の口惜しさは有るものの、基本「あぁそうなんだ、アスカ、よかったじゃん!!」
なんですが、先日コンビニ行ったら、とある雑誌の表\紙がアスカとマリだったんですよね。

なんだかこれも凄く寂しかったなぁ。
いらなくなったら忘れられた、みたいで。

ほんと「綾波レイ」って「新世紀エヴァンゲリオン」ていう作品にとって何だったんだろう?

でも、まぁ、本当はもうとっくに終わっていたのだから、それ考えれば今回の「新劇」は
予\想していなかったボーナス的な物だった。
そう考えることにしようと思います。

で、それでも残る喪失感埋めるために、かつて好きだったSS/FFを再読しようかと思います。

正直、かなり膨大に有り、とても全部は読めないので、印象に残っていた作品だけになると思いますが、
どうせなのでそれら作品の私的な「名場面」を少しだけここに転記したいと思います。
(著作権的なことも有るので、あくまでほんの一部だけ、ね。)
併せて覚えている限りのその作品情報と紹介文、って感じかな?

まぁ、ココ見ている人なんともういないと思うし(と、思っていたら居てくれて、ものすごく嬉しかったですが)
いたとしても古い人だけだと思うので、自分自身とそれらの人への「こんなのあったよね?」的なリマインダーにでも
なれば嬉しいかな、と思います。


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