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『三国志』についての考察、感想
日時: 2021/06/07 19:44
名前: JIN
参照: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/8380/1284640600/l50

これもまたなかなかに人気のある分野。

個人的には孫呉陣営が結構好きです。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.3 )
日時: 2021/06/09 11:17
名前: Ryu

「三國志演義」が完成する以前から、蜀陣営こそが主人公であるといった風潮が強めだったらしいですからね。

当時の創作物において、果てしなく空気だったのが呉陣営と。

演義が出てからようやく日の目を見るも、諸葛亮のかませにされた周瑜や関羽の怨念に呪い殺された呂蒙と…総じて録な扱いされてませんが。

(まあ呉系キャラ以外にも曹真とか、諸葛亮が活躍する兼ね合いで正史での活躍が無視され明らかに劣化されている奴も多々いたり)
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.4 )
日時: 2021/06/09 20:19
名前: JIN

劉備を破った陸遜も石兵八陣でキリキリ舞いさせてますからね。

確実なのはそこまで貶めても結局は勝てなかったわけですが。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.5 )
日時: 2021/06/09 23:19
名前: Ryu

陸遜以外にも、呉の勝利に終わった夷陵の戦いで扱いが悪い…どころか正史を無視して殺された武将も結構いますからね。

敗走中の劉備を追うも駆けつけた趙雲に討たれた朱然とか、馬忠(関羽を捕らえた)の首を手土産に帰参しようとするも許されず斬られた麋芳とか、その他色々。

特に朱然は夷陵の戦いの時点で既に江陵の守備を任されている等、重鎮と言える立場にあったのに。

(後に陸遜没後は、五代目大都督と言えるまでの存在になっている)



まあ当時の認識的に朱然は「孫呉の武将その6」ぐらいの立場だったんでしょうが。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.6 )
日時: 2021/06/10 20:39
名前: JIN
参照: https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/3383/1209815196/l50

陸遜の死後となると、やはり丁奉の活躍が目立ちますね。

演義では徐盛とのコンビが目立ちますが正史ベースの「蒼天航路」では最後の関羽包囲戦でようやく登場し、関羽の斬撃を受け凌ぐという貴重な経験をすると。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.7 )
日時: 2021/06/10 23:06
名前: Ryu

丁奉は生年不肖ながらも、徐盛よりも若い世代である事が濃厚っぽいですからね。

演義では200年に孫権が国主になった時に集まった将軍の1人として登場してますが、多分実際の当時の彼は最高でも10代後半そこらだっただろうと。

(コーエー三國志での丁奉の生年は190年、因みに徐盛は177年)



丁奉の活躍が目立つのは個人的に陸遜没後からというより、孫権没後からな感じですかね。

戦場で活躍するだけでなく、専横を極めた孫チンの粛清にも一役買ったりして亡くなったのは271年。国内は孫晧の時代であり国外は蜀漢も曹魏も既に無い状態。

当時の感覚からしても、丁奉の長生きっぷりは群を抜いていたんだろうなと。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.8 )
日時: 2021/06/10 23:21
名前: JlN

それでも呉の滅亡は見ずに済んだわけですからまだ幸いだったかもですね。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.9 )
日時: 2021/06/11 15:28
名前: Ryu

呉は孫登の早逝から全てが狂い始めた(或いは混迷の度合が加速した)感がありますね。

そして呉に深傷(人材面とか、人間関係とか)しか産まなかったのが「二宮事件」と。

孫晧にとっても、敬愛する父・孫和が悲惨な結末を迎える切欠となった事件であり、彼の人格形成にも影響を及ぼしているんじゃないだろうか。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.10 )
日時: 2021/06/11 21:46
名前: JIN

二宮事件の根底には孫権と張昭の対立に象徴される、君主権力と名士層の相克があるとも言われますよね。

そしてこれは続く南北朝時代にも引き継がれると。


孫チンに実権を譲った孫峻も孫和の廃位に関わった一人だと言われますね。

彼らの曽祖父は孫堅の弟だったそうですが、最後に孫チンが粛清された時はまだ三十前だったというのも意外でした。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.11 )
日時: 2021/06/12 01:56
名前: Ryu

呉は「呉の四姓」に代表されるような地元の土豪の力が強かったとありますからね。

wikiからのコピーになりますが、昜曰く「呉の名家・豪族はみな私兵を所有し、軍勢・勢力を頼れば、独立できる力を持っている」



孫峻も実は40歳ぐらいで(病死ですが)亡くなっているんですよね。

また一廉の人物であった孫峻や孫チンの大叔父(孫堅の弟・孫静の子)が3人程いるんですが、彼らも揃いも揃って40歳ぐらいで病死…ととにかく孫呉は結構(自然死・不自然死問わず)短命な奴が多め。

もう于吉辺りに呪いでもかけられたのかって疑いたくなるレベルで。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 ( No.12 )
日時: 2021/06/12 21:07
名前: JIN

あの陸遜ですら、私兵の拡充などの一族本位で孫権を苛立たせるところがあったみたいですからね。

もっとも中国における「公」とはむしろ一族の意味で,主君個人との関係はむしろ「私」だとも言われますね。

あの諸葛亮ですら兄との手紙で国家機密を漏らすというのもあったみたいですし。


あと孫静の子の一人では蒼天航路にも出てきた孫皎もいますね。

こちらも夷陵の戦いで死んだ事にされた、甘寧とのエピソードが有名ですが。

君主個人との関係を主張する甘寧の主張は、呉における王族権力が確立しにくい一因でもあるわけで。
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