九州大学クイズ研究会 例会報告等BBS
[記事リスト] [新着記事] [ワード検索] [管理用]

タイトル 2017年4月2日例会報告
投稿日: 2017/04/03(Mon) 23:06
投稿者imjy

2017年4月2日企画

参加者;14人
優勝;ブルーツ・リー
決勝進出;rio、リカード、ufatable、きちはむ

1R ペーパー+画像
 1問1点で計20点。順位は、点数高>近似値近>出席回答早>ジャンケンの順

「Merry Christmas」と「ギリヤーク尼ヶ崎」を出題したかった。あと「ふだつきのキョーコちゃん」。
平均点は2点くらいだろうと言ったが、結果は2.07点。天才的だ。
このラウンドのコンセプトというものがあるわけではないが、「地球の肺」や「代表的日本人」のような考えてとれそうな問題は、もう少し多く出題できてよかった。ゲスト参加者が上位に来たのは成功点。
当日言った菅原小春に関しての補足の訂正;菅原小春が2016年の紅白歌合戦で蜷川実花演出のもと踊っていたのは、坂本冬美の夜桜お七の時。



2R はやおし
 40問限定5o3x6人抜け×2セット
 DPは1位から順に3、2、2、1、1、1で、2セットの合計で、DP高>1R順位で決定

MONACAの問題で噛んであたふたしてしまった不手際は申し訳ない。神前暁が一瞬読めなくなった。そして問い読みをしているとだんだんと早口になってしまう。改善していきたい。
シンプルな問題が多く、問題がどうこうというよりは、早押しを楽しむのが主目的。(比較的)やりやすかったのではないか。今回の企画は、前々から予定していたとはいえ結果的には時間に追われることになって、それはこのラウンドに出てしまっている。SFやFRはこれ以上時間をかければいいというものでもないが、ここはもう少しバランスのとれたものにする、またはボリュームを増やすべきだったか。セット2回でDP獲得者はほとんど変わらなかったし。
とはいえ、早押しらしい勝負があって、(比較的)盛り上がったとは思う。



SF 早押しandボード(問題限定は40問程度)
 2Rまでで、上位2位までには6点、3〜4位には3点、5〜8位には1点のアドバンテージ。
 いわゆる普通の早押しボード。ボタンが押されたら、そこで全員がボードで回答。
 押した人は、正解で+2、誤答で−2。押してない人は、正解で+1、誤答で±0。
 点数が20点を越えれば勝ち抜け。勝ち抜け人数は5人。点数が負の数になったら失格。
 勝ち抜けが同時、または点数が同じの時の序列は、2Rの順位で決定する。

早押しボードは押した人±3が主流。しかし早押しでは、知識があるがゆえに「あえて押さない/押せないこと」というのが往々にしてあって、それを評価したかったのでこの点数配分になった。
問題文を作るのに一番苦労したのが「カッサンドル」(の前振り)。問題文を一番上手く作れたのは「雪代」。「ジャネット・ランキン」は、押されるなら早いポイントであることはわかった上で、クイズの並べ方より史実的並べ方を重視した。「カッサンドル」の問題で、でYSLを列挙の中で1番目に持ってきたのも同様の意図(マイナーなものから提示するというクイズのやり方は踏襲した上で、YSLが比較的メジャーかマイナーな業績のいずれであるかについて、クイズ的でなく史実的な価値観をとったということ)だが、結果そこまで上手くいったとは言い難いか。「かまわぬ」の正解が多かったのは嬉しい。
このラウンドではufatable君が大活躍していた。「ワンフェス」や「WRC」を単独正解していたり、広い知識という点ではかなりのものがある。その他の人も、「”ゼウクシスとパラシオスの逸話”」や「緑風会」など、光る正解が多数あったのは良かった。



FR 早押しorボード(問題限定は30問程度)
 普通の早押しをする。押した人は口頭で解答する。
 早押しが誤答になった場合と、スルーになった場合は、(早押し誤答者を除いて)ボード解答。問題文は最後まで読みきる。
 押した人は、正解で+2、誤答で1x。3xで失格。押してない人は、正解で+1、誤答で±0。
 15点で優勝!(同着時は、SFの結果。同点時は、FRの点数>SFの結果で判定。 ※誤答は判定に含まれない)

「エアー・クオーツ」がボード解答不能であった点は失礼しました。事前に決めておくべきだった。
どの問題も苦労してはいるが、「Vimeo」「フルブライト・プログラム」「ほしのこえ」は特に上手くいった。その中でも、「ほしのこえ」の問題文は、今自分が作ることができるベストと言えるもので、すごく気に入っている。冒頭のモノローグに注目するという視点にはネタ元がある(東浩紀ほか『コンテンツの思想』(2007)青土社)が、ストーリのまとめ方等々でかなり上手くやれた。
クイズ形式は、そこまで深く考えていたわけではないが、後から見ると結構いい形式だった。早押しの緊張感を以って聞いてほしい問題文にしていたので、押し誤答がマイナスにならない点や、他人に押し正解されると自分が解答できない点は効果的だったと思う。それが「昼飯」の問題に象徴されていた。
優勝はブルーツ・リーだった。確か昔のミニ企画「ほやほや!ニュースクイズ」(やカーリング杯!)でも優勝したことがあって、相性がいいのかもしれない。(M1以上の)上級生に勝ってほしくないというわけではないが、(少なくとも今までの企画で)あまり勝ったことがなかった人に勝ってほしいというのが第3か第4くらいの隠れた目標ではあったから、最後に彼が優勝してくれたのは少し嬉しい。とはいえ、abcで名前が載っていたり、正解が出ないだろう(が出てほしい)と思っていた「ふだつきのキョーコちゃん」や「ユキちゃん先生」を正解したりしているので、すでに覚醒しているとも言える。


(FRへの追記)
「ミミッキュ」も相当上手くやれた。一度MAGcupで種族値を羅列してガブリアスを答えさせる問題が出た。一種自虐的な内輪感(俺たちって廃人だよな)は勿論アリだが、それとは別に、こうした問題も必要だろう。不満だったのはポケモン筋のマニアックさが極めてマニアックなものとして描かれている点で、やはりその筋の者はその筋なりに真剣な眼差しで取り組んでいるから、その真剣さのために正統派な問題文が用意されるべきで、それによってこそマニアックさは生えると思った。
そうは言いながら、サン・ムーンの知っているポケモンを書いたら当たる構造になっていたのは、実は想定していなかった。というのも、早押しで押されると思っていたからだ。カタン→「7」も押されなかった辺り、漫アゲ分野では感覚の違いが特に大きい。


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ
Eメール
タイトル
メッセージ   手動改行 強制改行 図表モード
参照先
暗証キー (英数字で8文字以内)
  プレビュー

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 暗証キー