ライル軍とE.U.の補給場面 |
- 日時: 2022/07/22 11:24
- 名前: 健
- 手伝いに狩り出された優衣「えぇと、エナジーフィラーが予備を含めて500……ライフルやハンドガンの点検用のオイル、軍用レーション含めた食料120日分、海水や湖をろ過して使うポンプ装置………KMF関連は、標準用のライフル100に弾薬がその50倍、バズーカとザッテルバッフェがおおよそ3分の2にケイオス爆雷が更に3分の1として、サザーランド用のランスとトンファ、グロースター用のランスにソードタイプMVS、ヴィンセントの余剰バーツ…予備を含めたフロートユニット、計算は大体こんなとことで良いでしょうか?」
補給担当「計算が少々甘いが……悪くない。もう少し増やすんだ。」
優衣「はい!」
補給担当「……お前、いっそ後方勤務で補給部門やったらどうだ?本格的に鍛えてくれるのを知っているぞ。」
優衣「やだ、ライル様の顔見られないんじゃしおれちゃうわよ。」
補給担当「お前の原動力は殿下か?」
優衣「そうです。」
補給担当「ふ……やれやれ、ココまで恋に正直だと感心するな。」
優衣「それと、『タレイランの翼』のサマセットとやら、接収したヤツを予備機として、鹵獲したパンツァー・フンメルも地上の砲撃戦力兼予備機として手配しました。あ、ライル様のお墨付き。」
補給担当「まったく、我々をこき使いおって。親の仇でも見るように……すまん、本当のことだったな。」
優衣「いえ、お姉ちゃんも私も整理はつけましたから。」
補給到着後
補給司令官「確認を頼む……」
優衣「はい………えぇと、大丈夫です。正直、安心しました。」
「何がだ?」
優衣「いえ、それこそ『平民やナンバーズ共にはこれで充分だ』とかで申請の半分くらいしか持ってきてくれないものだと。」
流石にその言葉には司令官が怒った
「お前な……補給こそが我々の戦場だ。補給を預かる我々には、前線で将兵を率いるライル殿下とはまた異なる責任が伴うのだ。」
ゲイリー「正論ですな。」
優衣「……もうしわけありません。」
「まあ、良い。件のナンバーズ部隊に伝えていただきたい。お前ら如きにもちゃんと持ってきてやったのだから、無駄遣いするな。どうせ死ぬのなら、全て使い切ってから死ね。貴軍の物資を担当した司令も同意見だ。」
ゲイリー「……ご忠告、感謝します。殿下にもお伝えします。」
優衣(要するに、無駄死にするなって事ね…)
聞いたライル「そうか……彼らには、足を向けて寝られないな。そして………私は私の責任を果たさないといけないな。そのための助言、頼むぞ?」
ゲイリー・長野「イエス・ユア・ハイネス。」
E.U.では
補給士官「おい、なんで外人部隊やイレヴンに俺の手配した物資が半分も届いていない?」
補佐官「それが……輸送を担当した部隊の指揮官が要請の数を満たしていると。」
嘘だ……明らかに報告書と数が合わない
補給担当「くそっ……イレヴンや併合された国の軍隊に前線を押しつけておいて、そのための弾薬や食料を横領か!?上は?」
補佐官「それが……敵に遭遇でもしたのだから、無理からぬとしか。」
事なかれ主義か!
補給担当「あいつら、補給担当の俺をなんだと思っているんだ!これで、前線から文句を言われるのは俺なんだぞ!!」
大体、なんだ!革命暦190年もののワインだ、フォアグラだキャビアだ……そんなもの要求するくらいなら鹵獲したグラスゴーの余剰パーツや歩兵の装備を要求しろ!!
マスカール「何、前線の補給物資横領の疑惑?」
補佐官「はい…前線を担当する外人部隊の指揮官から………まさかとは思いますが。」
マスカール「そのまさかだろう……やむを得ん、私の名前でその輸送部隊を尋問する。」
全く、只でさえやる気の無い連中の面倒を押しつけられているというのに、補給物資まで横領とは。
※この指揮官、ワルシャワのあのアホと比較したら失礼なくらい良心的でしょうね。何しろアイツは腹いせで補給を握り潰そうとする始末、補給部隊の指揮官がです。実際に、こんなのあって欲しくないが……
前も言いましたが、銀河英雄伝説のキャゼルヌ見るまで正にホワイトベース、アルビオン、アークエンジェル、w-ZERO、戦ヴァルの義勇軍やネームレスでよろしく後方ひいては本部とは、自分達は何もしないで現場に無茶を言って責任を押しつけて、邪魔をするのが目的という先入観さえありました。彼には感謝です、少なくとも補給に関してはキャゼルヌ、後方はシトレのおかげで見る目が変わりました。
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