[1] 投稿者:ZETTON 投稿日時:2022/4/16 08:45 (Sat) No.306
貞本版Stage29、一緒に紅茶を飲むエピソ\ード。
コミック版のみならず、TV本編、映画全作、それら全てを通じて最も「ほのぼの」というかLRS的なエピソ\ードでしょう。
思い起こせば前話ラストの
「上がっていけば?」
だけでも「へっ?マジ!?」だったのに対して「・・・ま、まさかそんな甘い展開にるわきゃない!」
と暴\走しそうな自分の想い、願いを無理やり抑え込んで待ちに待った翌月。
ある種予\想を上回る展開に、まぁ、にやけたにやけた。
でも、同時に「こんな幸せな展開、いつまでも続くわけないよな」とも思っていましたが。
と同時に、あの回って色々違和感を感じる回でもありました。
たとえば後半のVTOLの機内でレイが一人称で自分の内面を喋る箇所など正直かなり驚きでした。
各種庵野版では、レイの心情描写ってかの有名なTV本編14話Bパートを除けばかなり少なく、
ましてTEOEとかだと、画面のレイが話していても。もはやそれが「綾波レイ」としての言葉なのか「リリス」としての
言葉なのかも明確では無く、まして彼女自身の願いだったり望みにはほとんど触れられていなかったので、この貞本版29話での
とてもストレートな「綾波レイの言葉」は、一種の「タブー破り」的な印象もありました。
なにせ当時「綾波レイ」といえばそれを象徴する形容詞に(庵野さん達がどれくらい意図していたのかはよく分かりませんが)
「ミステリアス」というのがかなり上位に来ていたかと思いますが、この「内面を語らない」というのも神秘性の醸し出す
根源要素でもあったのだと思います。
そして当然それを知っていた貞本さんは敢えて自作の中のレイに「自分の言葉」を話させたのかもな、とも思います。
言い方変えれば、それが綾波レイの魅力を損なう可能\性があることを解っていながらも、あえてレイ自身の言葉を
描いた、レイを「神話」ではなく「語り合えるヒト」として描いたのかな?とも思ってしまいます。
さて、それはそれとして、、、、
以下、まぁ、オッさん?な内容でお恥ずかしいのですが、、、、
[2] 投稿者:ZETTON 投稿日時:2022/4/16 08:48 (Sat) No.307
そもそも「綾波レイ」というのは「男(の子)にとっての異性として女の子」ということを、その存在として
強烈に主張するキャラですよね。(ま、いわゆる「お色気担当」ですかね。)
それこそ最初にシンジが402号室行った時のシャワー後のエピソ\ードからある種終始その位置に居るので、
この回もいきなり「ワイシャツだけ羽織って」などと言う「そんな幸運、ありえねーだろ!?」という
恰好で出てくるわけです。
まぁ、普通の娘なら絶対しないだろうと思うこの格好で出てくる、ってことは「この格好が
男子にとって刺激的だ、ということを知らない」ということの表\現でもあるのかもしれませんが。
ただ、私からすると、あの恰好で出てきたレイに対し、シンジってどことなく冷静過ぎません?
あれって、ヲジさんからすると結構\「鉄板」の色っぽい恰好ですよね?
なんていうか。。。。予\定外に男の部屋に泊まった女の子が「なにか着る物無い?」とか言って
とりあえず、的な服装ですよね。
ワイシャツに生足でしょ?
ワイシャツの下、着てるのですかね?
下手すりゃ「透けます」よ?
そんな女の子と同じ空間にいるだけで「ドキドキ」だろうに、何、落ち着いて紅茶入れて貰ってるの?
ってちょっと思いません?
ましてその後、肩だけど肌と肌触れ合っちゃうんですよ?
繰り返しますが下手すりゃワイシャツの下、ノーブ(以下自主規制)ですぜ!?
いくら以前に「全裸」に触った事があったとしても、14歳の男の子からしたら、これだってかなり「ヤバい」状況
だと思うんですが。
なのに、結構\、冷静ですよね?シンジ君。
ま、実は触れ合ってドキドキしたのでペラペラ喋って、レイに「おしゃべり」とか身も蓋も無い事言われたのかもしれないけど。
[3] 投稿者:ZETTON 投稿日時:2022/4/16 08:51 (Sat) No.308
とかとか考えてくると、今度は逆に「おしゃべり」とか半ばたしなめるレイはレイでシンジに何を期待して部屋に上げたのでしょうね?
レイもレイで恐らくは何故自分がシンジを部屋に上げたのか、その理由は解らない、、、というか言語化は
出来ないのでしょうけど、少なくともこの時点でかなり意識する存在、一緒にいても嫌では無い、むしろ一緒にいたい、
と思う存在にはなっていたのでしょう。
そのシンジに半ば「たしなめるような」発言をするレイって何を考えていたのでしょうね。
あぁぁ、ここまで考えて来てちょっと思った。
逆にシンジにとってレイは、この時点で既に「女の子として意識する」よりも「一緒にいて心地よい存在」である方が
大きくなってきていた、のかもしれませんね。
だから、確かにいざ(腕を握って肩が触れ合って)「女の子」って意識しちゃうとワタワタするけど、それまでは結構\普通にしていられる。
で、たとえそこで一旦「女の子」を意識した後でも、ある種何時もシンジのツボに刺さる指摘をしてくるレイに対して、更なる
安心感を感じていく、、、そんな二人の関係性の描写だったのかもしれませんね。
と、まぁ、ここまでつまらん分析でしたが、そうそう一つ言いたかった事、忘れてた。
レイの来ているワイシャツ。
コマによって「女物」と「男物」行ったり来たりするんですよね。
これ、同じ人が描いていたら統一されてそうな気がするんですが、どうなんですかね?
アシスタントさんが描いたコマとかがあるのでしょうかね?
で、だとしたら、貞本さんはどちらで描いてたのでしょうね?
※たかはさんは女物、貞本さんは男物、とかだったら面白いかな?
あ、たかはさん、ってのは貞本さんの奥様です。
マメ知識ですが。