久しぶりで、少しシリアス

久しぶりで、少しシリアス

日時： 2023/05/03 19:42
名前：健
参照： http://　: 中島京子達の処刑後……ライルは酷く荒れていた。

有紗「書類までこんなにちらかして……？」

よく読んでみると

有紗「『エリア特法における、ゲットー住民の正当防衛保証法案』、『植民エリア成立と同時に推し進めるべき内政自治区建設案』、『名誉貴族制度案件』、『ブリタニアを宗主国とした連合国家構想』、『ゲットーを対象にした修学助成プログラム及び臣民更正プログラム』…………」

どれも似通っているが、共通しているのはエリア制度の緩和が根本にある。

ライル「何を見ている？」

有紗「あ……その……」

ライル「全部、却下された原形案。コーネリア姉様はブリタニアとして、どうこうと却下。シュナイゼル兄様は発想は認めてくださったが、いきなりは無理。」

有紗「他の人達は？」

ライル「鼻で嗤われるか、それらしい言い訳で却下された。」

書類を全てひったくり、しまい込んだ。

フェリクス「そうですか……」

有紗「どうして、今からでも導入すれば反対活動は抑えられるのに。別にゲットーの住民がかわいそうとかそういう理由で言ったんじゃないんでしょう？」

フェリクス「ええ、体裁はちゃんとしています。『緩和政策を通した治安の安定』、『人材確保による労働力流出の防止』。私も色々と意見しましたが、あの人なりによく考えてました。」

有紗「じゃあ、どうして？」

ゲイリー「…………殿下基準で言えば、下らないブリタニア優越主義を覆すからだろうな。」

ヴェルド「うえぇ、ホントにくだらねえ。ブリタニア人がナンバーズの十倍やれるとか、あのオッサン達本気でおもっとんのかね？」

雛「思ってるから、却下したんじゃないの？あと、それを真に受けてるボンボン軍団も。」

コローレ「一応、私達兄弟はボンボン軍団じゃないと言っておくぞ？」

長野「和平政策派として言わせてもらうのならば、植民エリア成立時に最初からやるべきであった。或いは、日本ならば衛生エリア化をもってキョウトやナラを内政自治区としてを認める……そういう発想がブリタニアには欠落している。」

ゲイリー「耳が痛いな。」

長野「細やかながら、日本征服の報復をさせて頂いたまでです。しかし、現実問題としてそうしないと長続きはしません。」

雛「あたしも同感。少なくとも、学校くらいはもっと政庁からも梃子入れして欲しかった。まだ十年経ってないから良いけど、更に十年後に始めたんじゃ遅いのよ？それとも、読めないのを良いことに何かせこいことしようっての？」

「い、いくら我々が殿下よりお前達に風当たりが強いからといってそれは邪推が過ぎるぞ！！」

雛「ふーん？あたしがウェルナーと会ってるのを鞍替えって勘ぐったのは誰よ？」

デビー「よせ……いずれにせよ特区日本を殿下が好意的だったのはそれもあるのだろう。」

クリスタル「そうね……あんなことにならなければ本当に殿下の考える一定条件下での独立とそれによる関係改善もできたのに。」

※コーネリアなら絶対に認めないし、シュナイゼルなら特区が成功していれば部分的に導入して恭順政策の一環としてやったかもね。マリーとルーカスも認めず、一歩間違えば戦争。母は有紗やレイが唆したとか難癖つけて排除しようとして逆に息子を怒らせて自滅がテンプレートか。

ゼロやマーヤにとっては、絶対に受け入れられないでしょうが各国との関係修繕には役に立ったかも。ただ、皇帝即位には弱いからそうした方面での調整機関の責任者止まり。結局、皇帝には向かない。

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Re: 久しぶりで、少しシリアス ( No.1 )

日時： 2023/05/05 17:47
名前： ＪＩＮ

一番の敵はむしろ敵側の穏健派なんだよな。

残虐非道の方がかえってやり易い。

Re: 久しぶりで、少しシリアス ( No.2 )

日時： 2023/05/06 15:02
名前：健
参照： http://　

その穏健派の最大の敵は味方の強硬派。ブリタニアならば権威主義に基づく保守派。ライルやユフィのような急進的穏健・改革派はやりにくいだろうね。シルヴィオ、エルシリアは敢えて言えば改革より中立、シュナイゼルは穏健より中立派、コーネリアは保守寄り中立、マリーとルーカスはガチガチの保守的強硬派だな

相手が穏健派であることを認める器量の有無を言えば、黒の騎士団は扇や藤堂はともかく、他は厳しい。現役軍人の『四聖剣』も微妙か。

ただ、ライル軍に限れば有紗でもレイでも秀作でも幸也でも希少例過ぎると思うし、レイに限ればカレンとマーヤは納得するかも。

海棠「レアケースだからと言って、あれこれ難癖つけるようにあちらの名誉の皆さんの事情をライルの洗脳にしたら、最初から負けだよ？」

裕太「あ、そうか……」

セーラ「おじいちゃんが今も生きてて引き取ってくれてたら私はブリタニアを選んでいたわ。軍人になるか、本国でおじいちゃんの世話をしながら暮らしていたかも。」

海棠「ほらね、ここにハーフとクォーターの事情ならばレアケース候補がいるんだから。」

Re: 久しぶりで、少しシリアス ( No.3 )

日時： 2023/05/07 07:11
名前： ＪＩＮ

結局一番のメイン戦場はブリタニア内部のメジャーリーグ。

Re: 久しぶりで、少しシリアス ( No.4 )

日時： 2024/05/20 21:28
名前： ＪＩＮ

そして今回もまたブリタニア対決。

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