狂戦士の誕生日 |
- 日時: 2019/07/12 19:55
- 名前: 健
- ※寝返り組はいません。
ライル「はあ……あの女があれこれやたら盛り上げていた誕生日はなんか恥ずかしかった。」
フェリクス「十歳でフォアグラとかキャビアとかたくさん出たんですよね。」
優衣「貧乏庶民としてはうらやましいけど……やっぱり困る?」
ライル「うん……軍学校時代はヴェルドとコローレがびっくり箱を持ってきたり、クリスタルとジュリアが小さなケーキ出してくれたり……ああ、あの頃はよかった。」
ヴァル「二十歳にもなってないのに、爺臭いこと言うなよ。」
19歳の誕生日の場合
せっかくの誕生日ということで、歳の近いメンバー+恥部の大人達でライルを海に遊びに連れて行った。
優衣「この日のためのきわどい水着です。」
クリスタル「私たちの水着がプレゼントの一つです。」
ライル「…………別の形でいやだ。」
だが、お構いなしでその胸を押しつけたり…
優衣「やん!」
わざとライルに胸を触らせた。
ライル「ぎゃあああああ!!」
デビー「すでに超えているところ、超えているくせに……情けない人だ。」
セルフィー「………よくあれで五人の女と付き合えるわね。」
必至に鼻血をこらえている幸也「ぐぎぎぎ………ま、負けるか…」
良二「………あと十分にあのホテルのディナーコース。」
ヴェルド「俺は五分…」
コローレ「私は大穴で三十分。」
デビー「……噴射しないに賭ける。」
マルセル「……変なところから鼻血が逆流して出ると思うぞ。」
テレサ「私も…プレゼントあるけど………大丈夫かしら?」
フェリクス「大丈夫ですよ……あの人は捨てたり邪険にする人ではないですから。」
セヴィーナ「将来、女がらみで苦労する……いや、もうしているか。」
有紗「ライル様、ホテルの厨房を借りてビーチに合わせたランチです。」
レイ「私も…」
エレーナ「暑いですから、私たちの共同作業です。」
交際中の五人が共同で分担し、作ったランチセット。実に和やかだ………
サラ「後、食後のドリンクは私のオリジナルです。」
ヴェルド「大胆な水着でグラマー美女五人の手料理……更に元婚約者のスレンダー美女のアフタードリンク。うらやましすぎる。」
コローレ「我々もあんな誕生日を…」
全員「お前らじゃ絶対に無理だ。」
ノエル「ちょっと、言い過ぎよ。」
それから、昼食後は少し休んだ後でみんなでダイビングやサーフィンを楽しんで……
ライル「ああ……こんな楽しめる誕生日は久しぶりだ。」
ヴェルド「じゃあさ…今度は大将お気に入りのあのオレゴンの農園でガーデンパーティーやらねえか?」
テレサ「あら、おもしろいわね。それ……」
ライル「はは…向こうの人たちも混ざったら大変だぞ。」
その夜も…仲間内で軽く食べて楽しんだライルには良い誕生日であった。
※ちなみに、有紗達は誕生日の夜をと思ったが遊びすぎてくたくたになったライルを見て遠慮した。代わりに……
ライル「すぅ…すぅ……」
有紗「可愛い寝顔…」
レイ「普段が格好いいのに。」
クリスタル「そのギャップもチャームポイントかしら?」
テレサ「ねえ…写真だけ、だめ?」
エレーナ「良いわよ……ねえ、あなた達は入らないの?」
テレサ「え?……え、え…遠慮、します………」
サラ「わ、私も……招待して貰っただけで、充分ですから。」
交際中の五人だが、添い寝の許可だけは貰った。ライルにとって、最後は少々複雑だが良い19歳の誕生日であった。

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