Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.3 ) |
- 日時: 2025/06/09 14:45
- 名前: Ryu
- 人格的に結構な問題アリだった事が、事績から窺える人物ですからね。
戦功を水増しして報告するも司馬師に却下され(至極当然の対応)、それを逆恨みしていたり。
呉に亡命してからもデカい顔を続けて周囲からも嫌われる有様。
孫峻は何でこんなのを信任していたんでしょうかね…魏呉の境目辺りに地縁のある名家出身とかならまだしも。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.4 ) |
- 日時: 2025/06/09 19:12
- 名前: JIN
- 宮城谷版によれば、煽ててくれる相手には愛想が良かったみたいですね。
また息子が父以上の猛将だったのも売りになったか。
最後に叛する諸葛誕が二度目のカン丘倹には与しなかったのは、「そこに文欽がいたから」とも。
それだけに呉からの援軍に入って来たのも皮肉なんですよね。
それも敵を破らずただ入って来て、場内の兵糧を消費させるだけと。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.5 ) |
- 日時: 2025/06/09 20:52
- 名前: Ryu
- 魏軍も援軍の将に文欽がいると掴んだ事で、あえて入城させたのかもしれませんね。
文欽と諸葛誕の仲の悪さは知っていただろうから、アイツら絶対揉めると判断して。
仮に揉めることが無かったとしても、兵糧の問題は解決されないから、じっくり腰を据えて戦えばまず負ける事は無いしで。
文欽が諸葛誕に殺されたと聞いた司馬昭らの反応は「ああ、やっぱりな」だったのかなと。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.6 ) |
- 日時: 2025/06/10 21:59
- 名前: JIN
- 宮城谷版での文欽は、完全に諸葛誕を嘗め切っていて、自分が殺されるなんて全く思っていなかった感じですね。
あるいは嫌っていたのは諸葛誕だけで、文欽はむしろ馬鹿にしていた方かも。
最後に字で呼ぶ所なんかまさにそれで。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.7 ) |
- 日時: 2025/06/10 16:01
- 名前: JIN
- あと自分が気にしているのが、三国全ての滅亡に関わり、八王の乱の最初まで生きていた衛カン。
特に鍾会と昜それぞれの独走を鎮める展開は見所。
昜については批判もあるも、どう考えても昜が悪いような。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.8 ) |
- 日時: 2025/06/14 10:36
- 名前: JIN
- あと気になるのが昜の最後。
護送中から脱出して戻ろうとしたんだから、これもまた造反行為に違いない。 配下だった田続に討たれたというが、どういう形だったかははっきりしない。
宮城谷版では強引に突破を図って玉砕したという説。 それだけ田続を舐めてたのかって。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.9 ) |
- 日時: 2025/06/14 22:15
- 名前: Ryu
- 自分が持っている「それからの三國志」(内田重久氏著)でも、昜の失脚と最期が描写されてます。
最期についての一連の流れを書くと長くなるので雑に言えば、収監されてしまったが成都での混乱で彼を慕う将兵達によって解放されるも、直後に衛カンに自分から売り込んだ田続に問答無用で斬られた感じ。
この本は筆者による解説等をふんだんに含みつつ、孔明死後の蜀の顛末と司馬一族による魏の乗っ取り主体で書かれてます。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.10 ) |
- 日時: 2025/06/15 08:38
- 名前: JIN
- その本は自分も読んでますが、いかに以後の貴族時代に繋がって行ったかも描いてましたね。
同じ統一国家でも漢と晋は全く異なるって。
昜がパージされたのは、彼が寒門だったのも大きいとか。
寒門出身が皇帝になるのは、それこそ東晋を簒奪する劉裕の時ですが、それですら貴族層の推戴が不可欠だったわけで。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.11 ) |
- 日時: 2025/06/18 08:26
- 名前: JIN
- あと宮城谷は関羽の死についても正面玉砕説なんですよね。
どんな名将でも衰運では凡将にも負けると。
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Re: 『三国志』についての考察、感想 U ( No.12 ) |
- 日時: 2025/06/20 19:09
- 名前: JIN
- 演義に登場しない人物で、気になってる一人が黄元。
やはり劉備や諸葛亮に叛乱を起こした、蜀漢の太守というのは都合が悪いのか。
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