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「凶狼」の追憶
日時: 2022/06/16 10:00
名前: Ryu
参照: https://www.freebbs.biz/patio/patio.cgi?mode=view&no=736&p=2&user=sinseite

満瑠「あ、それとハインツさんがフェンリルの最古参って事も聞いているんですが、ホントなんですか?」

ウェンディ「ええ。彼と、ネルゲと、私…この3人が当時少佐だった大佐が自分の隊を始めて結成した際に集められ、そして今も隊に残っている一定以上の立ち位置にいる面子ね」

満瑠「ネルゲさんもなんですね」

ウェンディ「ネルゲはともかく、ハインツの方は最初本当に役に立つのか疑問に思っていたのだけど…数日で思い知ったわ。あの腕前はある種の『天才』だと」

満瑠「そこまでだったんですか?」

ウェンディ「ええ、結成当初から私達は補給を正規軍に頼らず自分達で行っていたのだけど、それも彼がいたからこそよ」

満瑠「…今からでは想像出来ないですけど、当時は大変だったんですね」

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Re: 「長女」の追憶 ( No.1 )
日時: 2022/06/13 20:01
名前: JIN

自室。


古い写真立てを見ながら。


ゼラート「随分と遠くまで来たもんだな…しかしお前たちの事は忘れんよ…お前たちの所に行くまでな…」
Re: 「凶狼」の追憶 ( No.2 )
日時: 2022/06/17 23:19
名前: Ryu

当時の事を思い出して目を瞑るゼラートの耳に、ドアをノックする音が聞こえた。

ゼラート「入れ」

ウェンディ「失礼します」

休憩を終えて次の業務の為に、一旦彼の執務室に立ち寄った彼女は、そのまま彼が座る執務机に近付く。

そして、そこにある写真立てに気付いた。

ウェンディ「これは…結成当初の」

ゼラート「ああ…」

ウェンディ「ふふ、懐かしい……本当に」

ゼラート「…2年か。短い様で、その実相当長い気がするがな」





(ハイ皆さん笑って〜! ダンクスさん表情硬い! もう少しにこやか〜に!)

(…)

(…まあそんな感じでいいです。あ、レオさんももう少し柔らかい笑みを。ぶっちゃけ怖いです)

(んだとお前!?)

(落ち着けレオ)

(う〜ん、どうにもパンチが足りないな…あ、ウェンディさん、いっそ隊長の肩にしなだれかかってみてはどうです?)

(なっ!?)

(お、いいですねぇ。絵になりそうで)

(ウーゴ。時間を掛け過ぎじゃないか?)

(ああすみません。まあ確かにそうですよね…んじゃ撮りますよ〜! あ、隊長、出来ればキメ顔で…)

(早くしろ)

Re: 「凶狼」の追憶 ( No.3 )
日時: 2023/01/30 18:54
名前: JIN

秀作「おい。ツル」

千鶴「はい。秀作様」

秀作「おまえ。ここの連中を…」

千鶴「何か」

秀作「…何でもねえよ」

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