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ライルが士官学校の特別講師としてきたら?
日時: 2021/01/24 15:41
名前:

ヴェルド「ううん……大将って先生向きじゃあないよね。結構真面目すぎるから、怒りっぽいところあるし。」

コローレ「うん、むしろ………」



ライル「まず一言言っておく。私の軍に所属するナンバーズ出身者だが……彼らは少なくともまだ士官学校で勉強をしている君達の何倍も強い。」

生徒達が当惑した。

ライル「何故?と言いたそうだな………はっきり言おう。戦場では、人種や爵位なんてものは何の役にも立たない。戦場はある意味で平等だ。長距離砲の弾が後方に飛んでくることもあるし、指揮官がいきなり殺されることもある。そこには人種も爵位もない。死ぬときは死ぬ、平等にだ。」

皇帝への不敬…と取られかねない発言だが。

ライル「皇帝陛下への不敬、と思うか?だが、戦場はそういう場所だ……戦場に不平等があるとすれば、それは運と実力だ。その差で死ぬし、助かっても五体満足とは限らない。いいか、ブリタニア人だから…貴族だから絶対に勝てる、絶対に死なないなどという理屈は通じない。助かりたければ、自分自身を磨くしかない!」



フェリクス「という、ある種の鬼教官みたいなことを言いそうですね。」

デビー「ま、現場主義の殿下らしいね。実際に間違ったことは言っていない。」

そう、戦場で人種や爵位なんて何の意味もない。それはこの軍にいる全員の共通認識だ。それで奢っていた人間も改めたものもいれば、理解できないまま死んだ無様な連中もいる。



指揮の訓練でも

ライル「私程度の指揮官に負けるようでは、並以下だぞ。指揮官には勝つ以外にも将兵の命を預かる責任があるんだ!ただ、安全な後方でふんぞり返るのが指揮官だと思うのならやめてしまえ!そんな指揮官は前線と後方のどちらにいても、邪魔なだけだ!」



ヴェルド「うわあ、言いそう。」

コローレ「殿下、やはり超が着くほどの現場思考ですね。その点ではコーネリア殿下とも上手くやれるわけだ。」

クリスタル「まあ、実際命令される身としてはただ『死んでこい』と命令する指揮官よりは『帰ってこい』という指揮官の方が良いですね。」

セヴィーナ「現場で無茶を言う指揮官も大概だが、あの男は少なくともそういうタイプではないからな。それに、無茶を言ってもそうだという一定の自覚がある。」

デビー「荒唐無稽を命令しない、だけね。まあ、兵士の命を考えすぎて逆に失敗しないかが、あの人は不安だが。」



KMFの場合

ライル「反応速度が遅いなんて、死んでも通じない言い訳だ。実際、私だってある人からそれで殴られてキツく叱られたんだからな!」



セヴィーナ「顔に似合わず、熱血系のスパルタ教師だろうな。」

ヴェルド「あはは……まあ、所謂愛の鞭?」

コローレ「褒めるときはちゃんと、褒めてるし……ね。」



指揮官講習で補給部隊を叩いて、勝った生徒に

ライル「そう……補給線を叩くのは間違っていない。空腹で戦えるか?もっと極端に言えば、エナジーフィラーのないKMFなんてただの巨大なマネキンだ。敵の補給線を絶つという事は、降伏勧告の効果も上がる。そうすれば、双方の人的な被害を抑えられる。ただし、相手が自分達の物資を狙って逆に死に物狂いで攻めてくることも配慮する。全てがブリタニア優位ですすむなんて、あり得ないんだからな。」



フェリクス「総じて、教師としては可もなく不可もなくという感じですが現場を教えるのには向いていそうですね。」

デビー「コーネリア殿下がセオリーを教えるタイプならば、殿下はさしずめ現場を実地で叩き込むタイプだな。」

ゲイリー「強い相手と出会って、スイッチさえ入らなければだが……まあ、KMF戦に限った場合だが。そういう時のために我々がいるのだろう。KMFで戦いながら、指揮を執るというのはただKMFを操縦するよりも遙かに重労働だ。そうだろう?」

長野「ええ、総指揮まで回らないでしょう。」

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Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.1 )
日時: 2021/01/24 15:57
名前: Ryu

そこまで経験豊富とも言えないライルから、士官候補生が学ぶ事ってあるのだろうか。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.2 )
日時: 2021/01/24 17:40
名前:

確かに無理があった。普通ならコーネリアでしょうね。ライルの性格的にも「自分よりもっと経験豊富な人間がいるだろう。」と言いそうだが。

むしろ、授業よりも士官学校の宣伝も兼ねて、新入生への挨拶で最初の人種や爵位なんてのほうが説得力あるかも。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.3 )
日時: 2021/01/24 21:59
名前: JlN

真っ先に死にそうな大将を必死にフォローする周囲にこそ花束を。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.4 )
日時: 2021/01/25 00:38
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ならばダールトン、ギルフォード、木宮、クレアにもあげないとダメですね。トップがすすんで前に出る。

こういうことがあるから、ブリタニア軍のエースは強いのかも。トップが強いし、周りがその援護に回るから自然と鍛えられる。

そういう意味では山に隠れていただけの『日本解放戦線』が本職なのにあそこまで一方的にやられたのもうなずける。極東事変から進歩していないのと純然たるKMF戦の経験の差。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.5 )
日時: 2021/01/25 14:25
名前: Ryu

まあ皇族達の中で、士官学校の特別講師として誰に一番需要があるのかと言えばコーネリア一択でしょうか。

ライルは新入生や卒業生への祝辞をOBとして電報で送るぐらいしか求められず、特別講師としての打診も皆無と。

勿論今のコーネリア程の経験や実績を重ねれば、引く手数多になるとはいえ。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.6 )
日時: 2021/01/25 13:36
名前:

なるほど、祝辞などでそれを言う方が説得力ある。

シルヴィオとエルシリアはまだ届かないか。アレは論外だし。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.7 )
日時: 2021/01/25 13:43
名前: Ryu

あまりにも学生達の反発や困惑を買う様な内容だと学校側が判断すれば、訂正されてマイルドな内容に変更されそうですが。

或いは1回きりでそれ以降は祝辞の打診も無かったりで。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.8 )
日時: 2021/01/25 15:43
名前:

あり得ない話ではないけど、見方を変えると現実論ひいては現場が理解できていないのと同じじゃないですか?

実際に試していないから判断が難しい………と思いたいが、ライルが侮蔑している国家の勝利=全てに於いて自分達が上という妄想ならば、酷い。

これについて、戦争における国家の勝利なんて所詮は軍事力と政治力、経済力の勝利で……それを活かせる人間の能力は問われても、不特定多数は関係ないでしょう。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.9 )
日時: 2021/01/27 03:36
名前: Ryu

そこまで大層な話にまで持ち込むつもりは無かったんですがね。

学校側としては「これからも頑張って欲しい」といった激励の意味合いでの祝辞を期待したつもりだった感じ。

実技諸々以外にも、昨今の国内情勢(ナンバーズについても含む)を教えるのは、自分達の仕事だと。



仮に学校の上層部が、国家に忠実な軍人を育成する事を是とする様な人物達(というかそれが普通?)なら、あまり一皇族に入れ込む様な生徒が続出するのは良く思って無さそうと思った物で。

その入れ込む対象がライルだろうとシルヴィオだろうとエルシリアだろうとルーカスだろうと。

勿論既に一皇族に紐付いている人間(ライルに付いてるフェリクスやルーカスに付いているエイゼル等)については仕方ないとは割り切っていても。
Re: ライルが士官学校の特別講師としてきたら? ( No.10 )
日時: 2021/01/27 22:16
名前: JlN

ライルの方から何かあげなければならないとなれば、やはり無礼極まる「目こぼし乞食」どもを殺さなかった聖人君子諸君でしょうね。

当然に純金製の大型メダルとかで。

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