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試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って
日時: 2021/02/09 02:26
名前: Ryu

(フェンリル本部・会場)

イロナ「さあさあミっちゃん。これも美味しいから食べよう!」

満瑠「イ、イロナさん……流石にちょっと苦しく……」

千鶴「なら私が代わりに食べましょうか?」

満瑠「お、お願いします」

イロナ「むー…」

千鶴「それにしてもイロナちゃん…結構食べるわね。その、大丈夫かしら? 体重とか」

イロナ「…まあ今日だけはって事で多めに見てよチズちゃん! 普段は色んな意味でこんなに食べれないんだから…」

満瑠「その、ネルゲさん主導のトレーニングですが相当キツいって噂で…」(千鶴に小声で)

千鶴「…」



秀作「…」

義貴「…」

ベン「おやおや2人共、何やら各々物思いに耽っている様子で」

秀作「…何でもない」

義貴「右に同じく」

アニタ「環境変化なんてよくある事」(手元のトレイいっぱいに料理を積み重ねている)

義貴「…」

アニタ「これいる?」(焼魚を一匹指差しながら)

秀作「いらん」

アニタ「残念。美味しいのに」

義貴(しかし改めて考えても、今年に限っても本当に色々とあったな俺も…)



ジョイド「改めて彼女にとっては、姉だけでなく妹も新たに出来た1年って所かな」(イロナを見ながら)

アレクシア「あたしにとっては妹2人だけどね〜そしてアンタにとっては可愛い彼女ゲットしてウハウハな1年って所?」

アサド「ったく、自分でそう言うかよ。まあその通りっちゃあその通りなんだろうが」

リサ「…ただ改めて考えると、私達フェンリルに日本人が加わるなんて想像してなかったけどね」

ジョイド「まあ確かに。別に人種制限なんて無い筈なのに、自然とその可能性を考えてなかったというか」

アサド「そもそもロンズウォーの海棠大佐や池田少佐みたく、ヨーロッパにまで渡る奴の方が極少数派だったんだろうが…」

アレクシア「浅海ちゃん辺りなら、三男君が入る前にワンチャンここにいた可能性もあったんだろうけどね」

リサ「にしても…三男君、ねぇ……その、出会いは有体に言えば最悪の部類だったのに、まさかああなるとは」

アサド「ああ、ホントだよ全く」



上丹羽「やあやあ皆さん。今年はまあ色々とお世話になりました。来年も宜しくお願いしますよ」

イヴァン「いえいえ、礼を言うべきなのは我々の方でしょう。改めてこちらこそ来年も宜しく頼みますよ」

ハインツ「しかし上丹羽博士。貴方は騎士団本部の忘年会の方に居ると思っていたんですが」

上丹羽「まあフェンリル技術顧問として、こっちにも顔を出そうかなと…それでヴァントレーン大佐にも挨拶したい所ですが何処に行ったか知りません? さっきから探しているんですが」

ニコロス「さあ? ちょっと前までここに居たのは確かだが…多分今頃ウェンディ連れ込んで部屋でヨロシクやってんじゃね?」

ネルゲ「いや、彼女とは俺が少し前まで話していたが、大佐がふらっと会場から出るのを一緒に見たぞ。まあそれを見て彼女も少しして会場の外に出たんだが」

イヴァン「…まあシメの挨拶もある事ですし、放っといてもその内戻って来るでしょう。なので博士、1杯どうです?」

ハインツ「今飲んでいる奴、こういう時にしか飲まない秘蔵の1品でしてね」

上丹羽「では遠慮なく……おっ、いいお酒ですねぇ。どうせならイロナちゃん辺りにお酌して貰いながら飲みたい所ですが」



(フェンリル本部・屋上)

屋上にて床に腰を下ろし、西の方角を向きながら静かに独りで飲んでいるゼラート。

暫くすると、近くのドアが開き誰かが近付いてきた。

ゼラート「ここは冷えるぞ」

ウェンディ「ふふ、ドイツやロシアの冬に比べたら全然大丈夫です」

そっと彼のすぐ傍に座るウェンディ。

ゼラート「思えば、遠い所まで来たものだな」

ウェンディ「はい。ブリタニアと戦っているまでは去年同様でも、取り巻く環境は去年とは全然違いますからね…」

ゼラート「……得たモノも在るが、喪ったモノもあるがな」

ウェンディ「…そうですね」

故人を偲ぶかの様に、じっくりと酒を飲むゼラート。その語少し彼女と取り留めもない会話を交わして、2人は会場へと戻って行った。

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Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.1 )
日時: 2020/12/31 20:53
名前: JIN

セラフィナ「去年の今頃は秀作と…う、う、う…」

エルシリア「…」

セラフィナ「…あんなに一緒だったのに…」
Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.2 )
日時: 2021/01/04 12:33
名前: Ryu

ルルーシュ「…」

スザク「2018年ももう終わるな…」

ルルーシュ「本当に…色々あったな」

スザク「ああ」

ルルーシュ「…国内は粗方平定し、国外の敵対的な皇族達も軒並み従えた。一番厄介なシュナイゼルを除いてな」

スザク「更にはヴァルトシュタイン卿率いるラウンズ・ガーデンズ連合、神楽耶主導の下で新生しつつある黒の騎士団…まだまだ障害は多く、そして手強いぞ」

ルルーシュ「そうだな……だが2019年の内にこれらの問題全てに決着を付ける。そして『ゼロ・レクイエム』を…」

スザク「…」



※挨拶が遅れましたが、2021年も宜しくお願いします。
Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.3 )
日時: 2021/01/05 22:02
名前: JIN

神楽耶「許せない! 許せないわ! あの二人! 一緒になってどこまでもあたしを虚仮にしてー!!」

千鶴「…」
Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.4 )
日時: 2021/07/24 06:00
名前: Ryu

ライル「これ以上なく、己の至らなさや無力さを思い知らされた…いや、向き合おうとしなかったとも言うべきか」

レイ「ライル様…」

ライル「去年の今頃、来年こそはやれ武勲を挙げる、やれ発言力を高める等と息巻いていた自分に、色々と言ってやりたい気分だ……」
Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.5 )
日時: 2021/07/23 23:19
名前: JIN

まさに「無知の知」ですよね。

「分かったつもりで実は何も分かってない」どこかのライルとはそこが根本的に違うと。
Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.6 )
日時: 2021/07/29 09:34
名前: Ryu

クラリスの方も大体ライルと同じような感じで2018年を振り返っている感じかと。

ただ2人の違いは、2018年開始時点でどちらかと言うと鬱々な気分(国の事、軍の事、親の事)ばかりだったクラリスに対し、(2017年は悪い事もあったが)今年こそはとやる気に満ちていたのがライル。

そしてそこから徐々に下降線を辿って行ったのがライル、一度は上り調子(ロンズウォー結成)からのライル以上の下降線(ロンズウォーの求心力低下)を辿ったのがクラリスか。
Re: 試練IF 皇暦2018年(革命暦229年)を振り返って ( No.7 )
日時: 2021/07/27 22:08
名前: JIN

いつの間にかセブンイレブンに主客逆転されたイトーヨーカ堂を連想。

当然にセブンがフェンリル。

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