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戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3
日時: 2020/11/13 19:30
名前:

今度は出発するライル軍……スザクと同じアレです。

ライル軍はゲイリーやフェリクスを本国に残して、ライル本人以外に『フォーリン・ナイツ』以外に長野、秀作、雛以外に五人のKMF二個小隊規模、親衛隊もレイとクリスタル以外にフェリクスと他五名の同様の二個小隊規模だ。他にも管制や技術陣も同行することとなり、KMFも一緒に行く。

ヴェルド「ったく、俺様も行きたかったぜ。『ユーロ・ブリタニア』所属の女の子と親睦を深めたかった。」

ライル「これ以上ややこしくしても助けてやらないから。」

ヴェルド「おい、軍学校時代ハイエナ共からガードしてくれた先輩に言う言葉がそれ?」

ライル「その分、散々振り回された。」

ゲイリー「殿下、『ミカエル騎士団』のシャイング郷はユーロピア出身のイレヴンであるとのこと。……念のために申し上げますが、彼は引き抜けませんよ?」

ライル「大丈夫だよ……彼は正直、怖いね。得体の知れないものを感じる。まるで、身体の中に化け物を飼っているような……」



皇族専用列車

有紗「…………」

有紗は呆然としていた。租界のリニアトレインだってあまり乗らないのに………いきなりこんな豪華な。しかも自分にまで個室だ。

ノックがした。

従卒「お食事をお持ちしました。」

有紗「は、はい!」

豪華だ……やはり本国産だろうか。

有紗「あ、あの……皇族の方や『ラウンズ』ってこんな豪華な出征をすることがあるんですか?」

従卒「さあ、私もあまり……ただ、『ユーロ・ブリタニア』ならば大貴族の方々が本国と行き来するのに使用しますね。」

有紗「そ、そうですか………世界が違いすぎて付いていけないかも。」

従卒「………イレヴンとは言え同じ従卒として一つ助言すると、貴女の身分からして大公閣下に謁見することはありませんから。そこは大丈夫ですよ。」

有紗「全然安心できない…」



長野「全く、新大陸とユーラシア大陸を結ぶ鉄道とはなんと豪華な。」

日本時代の国内鉄道とは規模が違いすぎる。まるで、落ち着かない。

長野「………ワインかビールをお持ちいただけるか?」



雛「持つべき者は皇子様ね………まさかこんなでかい列車でE.U.方面に遠征とは。」

一等兵時代は夢にも思わなかった。変わり者の皇族の直属騎士団に入ったと思いきやKMFに乗せて貰えて、本国に行けた上に今度はE.U.。

雛「銃弾が飛んでくる場所でも、海外に行けるだけ良いわ。ホント、名誉になってあのお坊ちゃんの部下になれてラッキーだわ。」

持ってきた雑誌を取り出し、ソファーに座った。



セラ〈秀作、今どのあたり?〉

秀作「まだ、新大陸の上だよ。」

セラ〈ペテルブルクまでは距離があるから。列車の旅でも楽しんで。〉

秀作「……お前もこんな経験あるのか?」

セラ〈私も少しね……ねえ、貴方はご両親と列車で遠くに行ったことないの?」

秀作「ない。」

セラ〈それなら、クレヴィング将軍や兄さんといろいろ話すとか、してみたらどう?〉

秀作「………考えとく。」



レイは廊下に出て外を眺めていた。見渡す限りの平野……エリア11とは大違いだ。

レイ「……はあ。」

「スレイダー郷、お身体の具合でも?」

レイ「いえ、昔を思い出しただけ。」

あの頃はこうなるとは思いもよらなかった。母がブリタニアに連れ戻され、父が殺され…それが今では選任騎士でE.U.への遠征だ。

レイ「下がって、大丈夫よ。貴方も休めるときに休んで。」

「イエス・マイ・ロード!」



クリスタル「戦争中じゃなければ、ロシアのお菓子とかいろいろ堪能したんだけどね。」

とはいえ、国のためにと軍人になった身だ。するべき事はしなければ。

クリスタル「でも……殿下のことだから、ユーロピアのゲットーに腹を立てているのでしょうね。」



ライル「そうか、感謝する。…………まったく!この期に及んでまだ隔離政策か!」

既にロシアの殆どが制圧され、バルド三国が〈ユーロ・ブリタニア〉の領土なのにまだ革命政府が上だという意味の無い権力アピールだ。

ライル「300年に及ぶ平和惚けか、それとも市民が政治に関心を持たないのが要因か?………それならば、革命を起こした当時の市民やその指導者達は嘆いたことだろう。テニスコートの誓いやバスティーユ牢獄を攻め落とした覇気はどこに行ったのやら?」

コーヒーを一口飲んで、ライルは皇帝お抱えの軍師に思考を巡らす。

ライル「名前どころか顔写真すらない軍師……一体、何者なんだ?」

枢木スザクが護衛に付く上にインペリアルセプターまで所持を許されるくらいだから、よほどの秘蔵っ子なのは間違いない。はずだが………

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Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.1 )
日時: 2020/11/13 19:56
名前: JIN

ヴェルドとジャンの対面が楽しみ。
Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.2 )
日時: 2020/11/13 21:52
名前:

残念ながら、頭に出た名前以外は全員モブ。他はみんな留守番。

万一の指揮官としてゲイリー、補佐役としても親衛隊の臨時指揮としてもフェリクスは外せない。

ナンバーズだからと威張らないし馬鹿だが親しみやすいヴェルドとコローレは『フォーリン・ナイツ』の臨時指揮。

ジャンに会ったらヴェルドとコローレはおちょくって余計な世話焼きそうだが。
Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.3 )
日時: 2020/11/13 22:31
名前: JlN

いえ。男と間違えて酷い目に会わされそうって。
Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.4 )
日時: 2020/11/13 23:06
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ああ、なるほど。顔面に一発入るかも。
Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.5 )
日時: 2020/11/14 13:08
名前: JIN

あるいは剣で顔をかすめたり。
Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.6 )
日時: 2020/11/15 20:49
名前:

本当にそうなったら

ヴェルド「…………大変、お美しいご婦人で。」」

ジャン「よろしい。」



ヴェルド「……………だあぁぁぁぁぁ、怖かったぁぁぁぁ!」

コローレ「本気の殺意を抱いた殿下ほどではないが、確かに。」

ヴェルド「アレと同じレベル向けられたら生きた心地しないって。」

なんてなるかも。
Re: 戦場IF ロンスヴォーとw-ZEROの対面…3 ( No.7 )
日時: 2020/11/16 19:25
名前: JIN

挨拶にはいない感じの「軍師殿」でしたね。

あるいは既に「箱舟」の準備に掛かり切りかって。

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