狂戦士がジルクスタンで興味を持つのは誰? |
- 日時: 2020/07/08 01:32
- 名前: 健
- 一部本編で書きたいのも含めます。
ライル「やはり、『褐色の城壁』だな。」
ゲイリー「大将軍ボルボナ・フォーグナーですか……コーネリア様との戦闘経験を持つ上に、寡兵を持ってブリタニアの大軍を退けた指揮をされた。」
長野「大将軍の噂なら私も聞きました……その息子は聖神官の親衛隊長とか。」
ライル「正に、英雄の血統だな。歴史は浅くとも、武勇と実力は本物だ……」
流石に軍人三人の関心はジルクスタンが誇る大将軍に目が行くだろう。
ライル「……国王のシャリオ陛下は噂では車椅子の生活らしい。」
有紗「ナナリー総督と同じ、ですか?」
ライル「ああ……噂では、彼もKMFに乗るらしいが実力も『ラウンズ』に引けを取らないとか。指揮官としては大将軍だが、やはり本職としては国王と手合わせ願いたいよ。」
ゲイリー「一国の王とお手合わせ……いかにブリタニア皇族といえど、そうそう適うものではありませんな。」
が、ライルは表情を曇らせた。
ライル「………只、その国王の姉…聖神官シャムナが気になるんだ?」
聖神官シャムナ……記録で見たが、凄い美人だ。ルーカスが涎を垂らすこと間違いなしだ。
ライル「あの国は予言であらゆる大国を退けた、という噂があって……ブリタニアを退けたのもその予言だといわれている。」
長野「その、予言が何か?」
ライル「いや………ゼロの時と同じように確証がないし、そうであって欲しくないのだが……」
有紗「まさか……その予言が、ギアスって力?」
ライル「根拠はないけどね……只、ヴァリエール郷の身体を強化したり、ルルーシュみたいに人を操るのなら予知能力なんてあってもおかしくない、と思ってね。コーネリア姉様が見つけた嚮団という組織はギアスを研究していたらしいから……」
コーネリアの話によれば、嚮団はゼロによって潰された。その生き残りはいないという……
ライル「まあ、戦争なんて起きない方が良いし……それにジルクスタンは別の問題が浮上している。」
有紗「別の問題?」
ライル「あの国は日本のようにサクラダイト鉱脈もない。砂漠と荒野ばかり、水脈だけでもありがたいんだ。」
有紗「あ……国のお金。」
ゲイリー「傭兵国家とも呼ばれているからな……」
長野「………ブリタニアを退けたジルクスタンの弱点、か。」
経済……同じ軍事国家でも当時のブリタニアは国土は新大陸全土に広がって、その分サクラダイトもある程度あった。ジルクスタンはそれ以下だ………
ライル「何事もなければ良いのだが…」
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