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試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら?
日時: 2020/01/15 15:25
名前: Ryu
参照: https://www.freebbs.biz/patio/patio.cgi?mode=past&no=269&user=sinseite

リンク先のNo,4のスレッドからの分岐。

先に述べておきますが、このIFにおける南条千鶴は母や妹と同時期に亡くなってしまったという設定で。



秀作がイロナを人質に立て籠もっている監視室へ、ゼラートがアサドとジョイドを引き連れて、足音を殺して合流した。

浅海「お願い……何なら私が代わりに人質になってもいいから……勿論抵抗できない様にするし……」(ゼラート達が合流した事にはまだ気付いてない)

秀作「ふざけんな! はいそうですかと聞いてやる義理も無いな!」

ウェンディ「……美奈川少尉が説得を続けてますが、芳しくありません」(小声)

ゼラート「そうか」(即座に近くにいたネルゲにハンドサインで「合図出したら突入」)

ネルゲ「…」(軽く頷き、行動開始)



ゼラート「代われ」

浅海「! ヴァ、ヴァントレーン中佐!?」

ゼラート「さて、交渉役は交代だ」

イロナ「!」

秀作「お出ましか……何度も言うぞ! 俺は絶対に蓬莱島などには行かん! いますぐこの船の進路を変えろ!」



浅海(どうなるのかしら……っ!?)

ゼラートと交渉役が代わり、扉から離れた浅海だが突然後ろから口を塞がれる!

浅海(ミュ、ミュラー大尉!? ……えっ!?)

突然自分の口を塞いで声を出せなくしたウェンディの行動に混乱するも、直後に足音立てず監視室に近づく何名かに、浅海はこれから何が起きるのかを悟ってしまった。

※浅海の声を出せなくしたのは、突然の行動に浅海が下手に声を上げてしまい、秀作に察知されるのを防ぐ為。



秀作「いいか! 俺は絶対に譲らん! コイツが解放されるとしたら、それは……」

その瞬間、突然鳴り響く高音!

更に間髪入れずに蹴破られる監視室の扉!

そしてこれまた直後に何かが室内に放り込まれ、音と閃光を巻き散らす!

秀作&イロナ「「!?」」

最初に発生した高音と、室内で炸裂した音響弾が不協和音となって、えも言わぬ嫌悪感が二人を襲う!

だがそれを気にする暇も無く、室内に突入する何者か!

秀作「っ!? くっ……ッガ……!」

手にしたナイフをイロナに付きつけようとするも、それより先に突入してきた何者かの膝蹴りが顔面を襲い、その衝撃で体勢を崩してしまう秀作!

それから流れるような動きで襲撃者は人質となっていたイロナを手早く確保し、後ろから突入してきた者達が秀作を拘束するべく襲い掛かる!

人質を失うも尚も抵抗しようとした秀作だったが、結局数秒で制圧されてしまった。



ゼラート「連れていけ」

ネルゲ「ヤー」(手足を縛られ拘束された秀作を担いで、監視室から去っていった)

秀作「〜! 〜! 〜!!」(猿轡を噛まされ、何か叫ぼうとしている)

ゼラート「聞こえるかアレクシア?」(そんな秀作には目もくれず、ブリッジに通信を入れた)

アレクシア『! イ、イロナは!?』

ゼラート「無事だ。蓬莱島に通信を入れろ。予定通り帰港すると」

アレクシア『ヤ、ヤー!』

※秀作に膝蹴りかましてイロナを確保したのはネルゲ。勿論突入部隊の面々は目や耳は完全ガード。



ジョイド「イロナ! 大丈夫ですか!?」

イロナ「う……うん……な、なんとか……まだ目や耳が……」

ウェンディ「……すぐに医務室に行きなさい。それと今日はもう休んでいいわ」

イロナ「わ、わかったよ……」(目をしぱしぱさせて耳を抑えながら、ジョイドに連れられる形で医務室へ向かっていった)

浅海「…彼、どうなるんでしょうか」

アサド「さあな……まあ最終的に決めるのは中佐じゃなくて、上の連中だろうけどよ」



ちょっと長くなりましたが、一応強行突入からの制圧で騒動は終結と。イロナ救出&秀作拘束の流れとかといった、人質救出作戦の流れはまあこんなもんかなと。

秀作も問答無用で始末されてもそこまで有り得ない展開ではないんでしょうが……まあ『将軍の孫』である事に配慮した結果という事で。

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Re: 試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.1 )
日時: 2020/01/15 22:40
名前: JIN

改めて千鶴の存在の大きさを実感。

それこそ「ジジイの女の孫」くらいでなければ、秀作の気を引く事も出来なかったろうしって。
Re: 試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.2 )
日時: 2020/01/17 22:56
名前: Ryu

この後の秀作の扱い並び彼の心境、そして人間関係についても、千鶴が存在しなくなる事でどこまで変わるか…。

扱いについてはなんやかんやでフェンリルに預けられる(と言うか、それ以外が無い?)とは思いますが…。
Re: 試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.3 )
日時: 2020/01/20 11:44
名前: JIN

上丹羽「だから言ったでしょ。面倒になるって」

ゼラート「それについては二の句もないが…さて、これからどうした物か」

上丹羽「まあ。取り敢えずは藤堂将軍にでも伝えた方が」

ゼラート「だな…」
Re: 試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.4 )
日時: 2020/01/22 12:51
名前: Ryu

イヴァン「……で、厳正なる審議の結果。彼はひとまずフェンリルに預ける、という事になった訳ですか」

ニコロス「御孫様もまあウチならギリギリ許容出来なくもない、と言った感じで不承不承だったが頷いたしなぁ……ったく、テメェに拒否権何てあると思ってんのかよ」

イヴァン「で、毎日ひたすら大佐やらネルゲさんやら相手に鍛錬ですか」

ニコロス「旦那も動けるようになれば、すぐに調教要員として駆り出されるだろうよ」

イヴァン「そうですか」



※結局秀作は諸々の過去も踏まえた上で、処遇が『正式に』発表されるまではフェンリル行き。ただ正史の凱旋同然の騎士団合流とは違い、荷物の一つとして箱に放り込まれた上での騎士団合流。
(フェンリル組の階級も昇格したのは、ゼラート一人のみ)

それからもまあちょっとあったが、『真の魔物』を倒す一念で不承不承ながらも現状を受け入れ、現在フェンリルの面子相手に特訓中。しかし正史と違い、諸々の「発散先」が存在しないので常に殺気立ち周囲も彼とロクに関わろうとしない。
(その為アサドやジョイドとも特に絡みが無くなる?)

そして今気付いたのが、満瑠加入にもどう影響するか……正史同様にフェンリルが拡大する事があるのか、追加の人員募集があるのか、そもそもこのIFの秀作が一人でホイホイ出歩くのか……とまあ色々。
Re: 試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.5 )
日時: 2020/01/22 21:17
名前: JIN

流石にウチの秀作はどこぞの「狂人無罪」なキャラでなく、一応の損得勘定は出来るという存在ですから、これはこれでありかもですね。

まあ千鶴については「神楽耶の側近」でもあるというのが重要なわけですが。
Re: 試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.6 )
日時: 2020/01/26 10:52
名前: Ryu
参照: https://www.freebbs.biz/patio/patio.cgi?mode=past&no=457&user=sinseite

襲撃事件が発生しなかった場合、満瑠は一兵士としてフェンリルに潜入しようとするもあえなく不採用、そのまま外部から歯ぎしりするもどうにもならないといった感じですかね。

で、仮に(それに至る過程は概ね正史に則るとして)秀作襲撃事件は正史通りに発生、ただし満瑠を制圧したのは彼女の行動に咄嗟に反応した一隊員と仮定しますが…

満瑠に対してはゼラートが「どの道フェンリルから出す訳にも〜」と述べていた事から、加入(?)自体は千鶴が存在しなくても発生する感じですかね。諸々の人間関係は正史の様にはいかなくなるでしょうが…。

あるいは「スメラギコンツェルンからの派遣者」という体裁は同じでも、「任務完了」によって蓬莱島から「元の所属場所」へと「帰って行った」という事になるか。
試練IF…のIF もし「三女」が存在していなかったら? ( No.7 )
日時: 2020/01/30 23:26
名前: JIN

満瑠の元の所属についてもいろいろと考えてみたいところですよね。

かくしてますます広がるフェンリルワールドと。

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