中南米に広がりつつある麻薬禍について対応策を通達する。
伯剌西爾に於ける麻薬カルテルによる麻薬密輸入、密売の一切を禁じ、これに対する取締りを強化する。麻薬犯罪には極刑を以て罰する。
また軍によるアマゾン地域の開拓村に蔓延る麻薬製造所の一斉検挙を敢行した。これは麻薬組織との戦争であり、根絶宣言が成されるまで貫徹する方針だ。
麻薬所持、使用、売買については伯剌西爾政府が厳格に管理し、公の下のみ販売を認め、麻薬中毒患者に対する電気ショック方式の治療を行う病院を設置し、治療を行うなどの穏健的手法による根絶も並行し実施する。

またコロンビアについて、必要に応じて麻薬依存脱却のためのあらゆる側面の支援を行い、現地政府の樹立を進める方針である。
全ての麻薬カルテルを国際犯罪組織と認定し、出入国はもちろん禁止し、帝国司法としてこれを断罪することを宣言する。

例え貴国が武力の下で我々を根絶させようと考えているのであれば、それは仁義なき悲惨で泥沼な戦いが数十年に渡って続くでしょう、先のメキシコ政府、コロンビア政府が良い例である。
しかし、我々としても日本軍と争ってまでもブラジルに留まるつもりはない、何ならブラジル政府と公に取引した方が利益であると我々は考えるだろうし、貴国とて同じであろう。

我々は君達が武装してブラジルの国境を超えてこない限り、何も行わないし、貴国が出入国を解除するのであれば、公での取引にも応じるつもりであることを通告する。