ドイツ第三帝国は新大陸に於ける麻薬カルテルの勢力拡大及び活動域拡大に関連して、大英帝国に対し、以下の情報を照会する。

項目１：
メキシコ及びコロンビアの麻薬カルテルの活動に対し、北米に版図を持つ貴国としていかなる外交態度を取るつもりか。

項目２：
メキシコ麻薬カルテル連盟の幹部がロンドンに在住しているとのことだが、英国政府としてこれを把握しているか。または容認しているか。

情報照会に応じます。

項目１への回答
これは友邦たるアメリカ諸州連合に対する脅威であるため、同国と連携してこれを排除する。

項目２への回答
イギリス情報局が電文の出所を逆探知したところ、ほぼ間違いなく北米が発信元であり、中でも現在無政府状態の旧アメリカ合衆国地域からである可能性が高いとのこと。
そのため我々としては、幹部が連合王国内に潜伏している可能性は低いとみているが、北米のサーバーを踏み台として通信している可能性を考慮して念のため捜索中であり、発見した場合拘束し、身柄を諸州連合に移送する。また、カナダ・ニューファンドランドの当局も現在捜索活動を行っており、発見した場合同様の措置を行う。

情報提供に感謝する。
なお、我ら第三帝国は中南米の麻薬カルテル群を国家承認しない。
しかしながら、パナマ運河の安全に関わらない限り鎮圧行動を行う予定もない旨を伝える。
コロンビアの近隣であるブラジルに版図を持つ大日本帝国の動静については、我々は関与しない。