大東亜共栄圏設立準備のための会議を東京で実施する。

1、亜細亜人による亜細亜人のための亜細亜人の完全自治を目指すこと
2、欧米列強の植民地支配に断固対決すること
3、力強き指導者の下、政治、文化、経済交流を進め、青少年を教育し、優秀なる亜細亜民族を完成すること
4、共同のブロック経済圏を構築すること
5、将来的に完全なる地域統合を目指すこと

以上を基本骨子とした素案を帝国政府は議長国を代表して会議に提出する。

我らはフィリピン民族を代弁してこの提案に賛同する。
そもそも欧米列強の略奪の歴史は深く、それは大航海時代に遡る。スペインによる侵略からアメリカの長期支配で疲弊していた中、大日本帝国軍により解放された。これらに大きな恩義を感じている。
第三次世界大戦により、大日本帝国の支援を得られなくなった他地域に比べ、フィリピンは裕福な水準を維持している。これからも安定的な治安維持のため、大日本帝国軍の駐留が不可欠だ。しかし我らも完全なる自治を目指すため、駐留軍の主軸を我らフィリピン人に任されたい。
そのうえでこの提案は亜細亜を団結させ、欧米列強の再侵略を阻止することが初めて可能だ。帝国軍無くして我らは彼らに対抗できないだろう。母なる日本には今後も我ら亜細亜民族を領導してほしい。

本会議に出席を表明いたす。我らの基本的立場は比自治政府と一にする。特に露の南下懸念が高まる中、支を含めた亜細亜諸国との協調姿勢を取り、これに対抗するのが最善と考える。つい最近も露残党兵の戦車部隊が北満を侵しており、大日本帝国の支援なくては自立は困難である。
日満議定書に従い、共同防衛を目的とした日本軍の駐留及び権益維持を了承する。共栄圏は単なる経済同盟ではなく、軍事同盟であるべきだ。

満州と同様、露残党兵の侵出には懸念を強く抱いているところだ。
ブロック圏として資源管理も強化し、強靭な体質を整えるべきと提案する。

参加を表明する。満州、蒙古との連携により防共協定を締結を行う。