私はチェコ共和国革命評議会ベリンスルキー氏をベルリンへ
ご招待し両国間の安全保障および「欧州の平和と繁栄」に
関する協議を行う。

このような場を提供していただき我が共和国並びに共和国人民を代表し
感謝申し上げます。
また共和国はこれによって更なる相互理解、相互和解が進むことを希望します。

では本題に入ります。共和国はまず欧州にて一つのドイツを望みその一つのドイツこそ
貴国であることの確認。更には反ナチズム激動の世紀のならんとするこの世の中にて
共和国と貴国は更なる関係構築つまりは安全保障は必然と考えます。

共和国は以下の内容を含んだ条約締結を希望します。

まず一つは相互防衛、二つめは両国間の不可侵、三つめは貴国を旧ドイツ帝国の唯一
の後継国であることの確認です。

先の食糧支援に深く感謝いたします。
我が国も貴国との安全保障と友好のための条約に
賛同し締結を望みます。
我が国側といたしましては条約の内容はそれで構いません。

ではこれをもとに条約草案を作成いたします。
しばしお待ちを

・ベルリン条約

1.本条約は相互の平和と理解を促進するための条約である
2.本条約はチェコ共和国並びにノイエスドイチュラント間で締結され始めて有効になるものである
3.本条約はチェコ共和国並びにノイエスドイチュラントのどちらかが武力攻撃を受けた場合
あらゆる支援を行わなければならない。
4.本条約はチェコ共和国並びにノイエスドイチュラントの合意の下に失効する。

失礼、提出する場所を間違えたようでした。
再度提出いたします

それで構いません。

陥落するベルリン。ナチス兵士や戦車が会議場を取り囲む。
散発的な抵抗のあと、ついに議場の扉が爆破され、一人の従軍司祭が現れる。

「初めましてベリンスルキー。ナチスの狂人です。残念だけどそのベルリン条約、バウアー大統領はまったく履行する気はなかったみたいですよ。新ドイツ軍は我々がここに至るまで、完全に無抵抗でした。防衛力を一切持たないのに相互防衛を約束って、狂人の私たちでも理解できませんねー。きっと大統領の妄想の中では強大な軍事力がそなわっていたのでしょう」
「さて、我々はベリンスルキーさんを捕縛しても射殺しても良いのですが、今回は特別です。はやくベルリンから去りなさい。そして次は自分たちの番であることを国民に伝え、ベッドの中で震えながら待っていてくださいね☆ミ」