九州大学クイズ研究会 例会報告等BBS
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タイトル Re: 2017年合宿企画報告
投稿日: 2017/05/04(Thu) 23:12
投稿者imjy

直接感想を伝えようかとは思っていたんですが、4/2に言い忘れた上に会う機会がそう無さそうなので、遅ればせながらここで書いときます。


> 1R:運命のベルが鳴る

記録に間違いがあって、1Rで僕が正解したのは「SUV」で、「連合」は誤答しています。正直「連合」の方を正解したかったので、このままでも構いません。
今のクイズのやり方的に、「連合」は正解できるようでありたかった。それを間違えておきながら偉そうだけど、「SUV」と「Uber」は単独正解で驚きました。「白いポスト」は世代があるんですかね。


> 2R:氷の世界
> 弱封鎖付き4o2x
> 封鎖は形式の設定が難しいが、今回は1度自分が指名した人は指名出来ないという条件によりワンパターンは避けられたので上手くいった
> oを積むほど封鎖休が増える+狙われやすくなるので全体的に平たい展開(4oが2人、3oが4人)。2x失格なので参加者からしてみると立ち振る舞いは難しかったように思えるがどうだろうか
> 「曜日感覚」などは異論が噴出する覚悟で出したがそれなりに受け入れられて良かった。「プレバト」は、理想のポイントで押しそうな人が押してくれた感じ(『NUSHI』に殆ど同じ振りで出ていて焦った)

『暴力論』→「うれしょん」には特に硬軟の差を感じませんでした。間違えたこともあって、「曜日感覚」には違和感を感じていて、良く言えば異彩を放っていましたが、悪く言うとピントがずれていたように感じました。
伝えるのが難しいですが、「曜日感覚」みたいな一般名詞を聞くのは特に注意が必要です。例えば「うれしょん」は、「かずみ義行」という固有名詞を経由することでしっかりと形を保っています(4Rの「価格破壊」も同様です)。それは、この2Rに限らず、企画を通じて見られる問題文の”しっかりとした”描写(おそらく九大op所感で言っていた、過度に歪めない描写というものだと思いますが)が発揮されていて、特段奇妙さを感じませんでした。問題文の硬さは企画を通して一貫していて、その点は100%の褒め言葉として凄かったです。
「曜日感覚」という言葉は、「ーが無い」という使われ方をされることが多いでしょう。この問題が正統派な問題であるための方法として僕に思いつくのは、否定文を前振りとして出すか、肯定文で描写するのであれば、硬い描写の中でゆるさを示すかのいずれかです。前者だと「長期休み中の学生だと失われることが多い、」、後者だと「毎週欠かさずドラマやアニメを見ていると保たれやすい、」が一例です。

全体を通して、「パスピエ」を「日本のポップロックバンド」と称していたり、すごく丁寧に作ってあると感じました。この丁寧さは見習いたいです。


> 3R:危険な生存戦略
> 3B:世界を救う者

周りの人が凄かったです。答えられそうな問題を答えられていても、最下位でした。



> Ex:結崎さんはなげる

9点しかとれなかったことについて、忸怩たる思いがないと言えば嘘になりますが、あると言っても嘘になります。要は割とどうでもいいんですが、しかしよく30個も集めましたね。僕もpixiv等webコミック系統を漁った時期がありますが、途中で心が折れました。


> 4R:美しい棺

企画がそれを許しているし、そのおかげで勝てた面もありますが、個人的な問題として、誤答が多すぎたのは良くなかったです。美しくありたい。
ちなみに、『かえる君、東京を救う』は自分の知識と対策がバッチリハマった会心の正解でした。それで調子に乗りすぎたとも言えます。


> +:選んでくれてありがとう

いい復活方式ですね。


> Con:死なない男

僕は復習クイズを苦手とするタイプの人間ですが、一瞬一瞬の集中力の重要性は折々に再認識します。


> F:運命の至る場所

『寿司 虚空編』を読みましたが、非常に面白かったです。この漫画を知れたことは大きな収穫の一つです。
「厚い記述」や「スペリング・ビー」をこうやって出題できるのは本当に凄いです。(褒め言葉として)本格派だと感じました。

勝負に関して言えば、正解できても良かった問題は勿論いくつかありました。
とはいえ、『非現実の王国で』と「ギンズバーグ」を早押し正解させてもらっていながら点差が開いているのは、やはり厚い差がありますね。差の割にいい勝負が出来たのはありがたいことです。


> [全体]
> ・『暴力論』→「うれしょん」のような硬軟何でもありのジェットコースター感を楽しんで欲しかった
> ・基本的に、情報を見失わない程度に盛り込むのが好みなので、問題文のホスピタリティは保証しているつもりである(「インディ500」に「牛乳」というワードを入れないなど意図的に外しているものもある)
> ・傾向として漫然と押していると4:6くらいで分が悪くなる問題設定になっているので、クイズに慣れている人が予定調和で勝つというよりは色々な意味でクイズに強い人が勝つ企画だった

漫然と押していた4Rで分の悪さを痛感するあたり、繰り返しになりますが、とても丁寧に作られていました。

クイズ的なものによるクイズを否定していないながら、これほどの鮮やかさを出せているのは、言う通り「色々な意味でクイズに強い人」を表現しきれていて、流石と褒めるほかありません。
褒めすぎているので少しバランスを取っておくと、そうであったがゆえに、例えば関東関西系の強豪プレイヤーがいれば、いとも簡単に優勝されてしまったとは思います。僕はあまり好まないことなのですが、この企画では許容されていた(目指されていた?)かもしれないので、無視してくださっても構いません。裏を返せば、rio君が中央の大会で勝っていくことに繋がるということでもあるので、目指すのであれば頑張ってください。

これは別件で、半年くらい持ち越している怒りでもありますが、こういう問題を簡単に「難問」と言い切ってしまうのは、九大opやモノシリーズの時も(九大外の何人かの感想も見て)感じたのですが、少し残念です。その方がクイズに強くなるでしょうし、それは上で言った通りかも知れませんが、少なくとも同じ部員に対して語るべきは、やはり味も色もあったということでしょう。そもそも、クイズ的にもそんなに難問ではないんじゃないでしょうか。


お疲れ様でした。楽しかったです。


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