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○○鎮守府騒動記16

[1] 投稿者:葵 投稿日時:2015/10/7 09:01 (Wed) No.562

<16・提督の違い>


武蔵「当時の第一鎮守府の提督は典型的なタイプでな、己の出世のためなら何でも利用するし手も汚す・・・そんな男だ、私たち艦娘のことなど便利な道具・兵器としか思っていなかったのだろう」

早霜「酷い・・・」

武蔵「だが、その考えは珍しいわけではない。うちの提督のように接してくれる者は限りなく少数派だった。今現在でもそういう感情を抱くものは後を絶たん・・・そんなこともあってか提督は私を含めた何人かを伴い第一鎮守府へ向かった・・・中を歩いただけでもひどいものだった」

武蔵「最前線であるが故活気に満ちているということはまずありえないがそうであったとしても生活臭というか生活感というべきかそういったものが感じられなかった」

武蔵「そんな光景に困惑と憤りを感じながらそこの提督の元を訪れ・・・・・・その場面に出くわした」

武蔵「そこには先の出撃で被害を受けた艦娘達がいた、そしてその彼女たちに手をあげていたのだ」

武蔵「無論提督は割って入り問い詰めた、それに向こうはこう答えた、‘敵を逃がした者に罰を与えている’と」

速吸「そんな! だって敵泊地は落としたのに・・・それに負傷していたんだから!」

武蔵「・・・そのあと、両者の間で口論となった。任務に対する姿勢・艦娘に対する認識が見事に両極端な舌戦だった。だが極め付けとなったのがその一言」



『こんな化け物どもの事など考えていられるか! いずれは解体処分されるのが妥当なのだからな!!』

[2] 投稿者:葵 投稿日時:2015/10/7 09:02 (Wed) No.563


武蔵「それには居合わせた私や霧島、加賀達皆が怒りを覚えた。思わず声を上げようとしたのだが・・・・・・」

速吸「提督さんが制止したんですか?」

武蔵「いや、声を上げるより先に提督がそいつを殴り飛ばしていた」

早霜「・・・え?」

武蔵「呆気にとられている間にも提督は殴り続けていてな、慌てて止めに入った時には床の一部が赤く染まるほどだ。無論相手は呻きさえ上げることもできぬほどに叩きのめされ、提督も提督で殴りすぎで拳を砕いてしまってな」

速吸「うわぁ・・・」

武蔵「・・・その時の提督の事は今でも覚えている、肩を震わせ呼吸は荒く顔は怒りに満ち両の拳を握りしめ続け・・・・・・泣いていた」

早霜「泣いて・・・?」

武蔵「砕けた拳の痛みが後から来たためか、それとも他の事が原因かは定かではないがな。そして提督は小さく呟いた、恐らくその場にいた艦娘全員に対して」




『ごめんなさい』




<続く>





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