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狂戦士と死神の対話
日時: 2023/02/14 19:39
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ライルもユフィやマリーのことで嗅ぎ回っているので、それを書いてみました



ライル「枢木卿、E.U.へ行く前に聞いて良いか?」

スザク「なんでしょうか?」

ライル「昨年、君が『ユーロ・ブリタニア』に派遣された際に護衛したジュリアス・キングスレイ卿に会いたい。『ラウンズ』の君から皇帝陛下に掛け合ってもらえないか?」

スザク「っ!!」

ルビーやマルセルから聞いた正体不明の軍師、シャイング卿の死と前後して彼も消息を絶ったという。E.U.で実行された『方舟の船団』の作戦にも『ミカエル騎士団』がかかわっていると聞く。シャイング家の心中事件やマンフレディ卿の自決とも、何か関連があるのでは?

スザク「…申し訳ございません。自分もキングスレイ卿の消息は聞かれておりません。」

ライル「…護衛に当たった君でも?」

スザク「自分は皇帝陛下から命令を受けたに過ぎません。」

そう、来たか。確かにラウンズの権限は皇族でも及ばない部分がある。しかし、それはつまり………

ライル「それ……知っているけど教えられないと言っているように私には聞こえるよ?」

スザク「例えそうであっても、陛下のお許しなくお話しするわけには参りません。」

あくまで、その形でしらを切るつもりか。

ライル「では、質問を変える。ユフィの事件……アレはゼロの自作自演だと思うか?」

スザク「!!」

そう、アレがどうしても納得できない。突飛だが、ゼロが暗示か薬でも使ったと考えなければ彼女の人柄をよく知る身としては納得できない。そして、そんな手段があるとすればライルが抱いた疑問の全てにも説明が付いてしまうのだ。何より、スザクのこの反応は………

ライル「その様子だと何か知っているようだね……キングスレイ卿やシャイング卿もそれに絡んでいるのかな?いや………式根島での君の記憶にないという命令違反も。」

スザク「っ!!」

図星のようだ……

ビスマルク「ライル殿下、お戯れもその辺に……」

ライル「ヴァルトシュタイン様………失礼しました。枢木卿、暇があればナナリーといっしょにユフィの墓参りでもしたいものだね。」

スザク「ユーフェミア様もお喜びになられることでしょう。」

ライルが立ち去り



スザク「ヴァルトシュタイン卿、ライル殿下もギアスのことを調べているのは明らかです。昨年のアルハヌス卿の自決やマリーベル殿下の極端な軍拡、そして『ユーロ・ブリタニア』での事件……ゼロの正体も含め、気付かれるのは時間の問題かと。」

ビスマルク「……相手は皇族。いかに『ラウンズ』といえども弓引くことは許されぬ。」

スザク「……………皇帝陛下御自ら、処分されるおつもりですか?」



皇帝「ほう、ライルめ………中々に嗅ぎ回りおるわ。」

ビスマルク「マリーベル殿下のことも含め、ギアスの存在に辿り着くのも時間の問題かと思われます。」

レイシェフ「………陛下、ならばいっそのこと同志に招くのはいかがでしょう?」

皇帝「ほう?」

レイシェフ「同志に招き入れれば、油断を誘うこともできますし陛下の悲願が成就成されるのはあの方ご自身のためにもなります。」

ビスマルク(あの平民の娘の事件と、エルザ殿を重ねているか……)

皇帝「…………牙を剥いてきた場合にはどうする?」

レイシェフ「は、私にお任せを。」



V.V.「ふーん、鼻だけで言えばシュナイゼルやコーネリアより上だね。」

エリア11でゼロが現れてから、バトレーを始め頻発した不可解な行動を取った人物に接触しているという。ヴィレッタには流石に接触はできなかったが、間接的に接触があったオルドリンやシャイング家の関係者………クララがオルフェウスに殺されたのは幸いだが、間違いなくタレイランの事件でも感づいている。

V.V.「君も、僕と契約してもらえるかな?」



ライルはソリティアをしながら、物思いにふける。やはり、スザクも何か知っている。バトレーやジェレミアの奇行………アルハヌス卿の言動と行動の不一致による自決………状況的に自決としか思えないマンフレディやシャイング家の奥方と令嬢の心中…………マリーの暴走とそれを止めようとしないシュバルツァー……オルドリンと唐突な入れ替わりで選任騎士になった男……

ライル「一体、何が起こっている?…………」

まるで、得体の知れない化け物或いは悪魔が裏で糸を引いているような………今このテーブルに並べられたトランプ……………その中の裏返ったカードがまるで、全てジョーカーであるような…

ライル「だが、決め手に欠ける。何か、こちらにとっての有利なジョーカーを手にできれば良いんだが…」

自分がパンドラの箱を開けていたことを知るのは、まだ先
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.5 )
日時: 2023/02/26 00:10
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こち亀で言えば、両さんがさいはて署にとばされるオチみたいな感覚で使いやすいとは思うから。
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.6 )
日時: 2023/02/28 20:24
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ライルはゼロとスザクのどちらとも組めそうだけど、過程を重視するスザクの方が相性が良いとは思う。

『ナンバーズの人権向上による治安の安定』及び『究極的には名前を返して同盟国として独立……妥協は部分的でも独立自治を認める』。つまり、ナンバーズからの信頼獲得という過程が重要になる。

ライルが根拠のないブリタニア優位論やそれで威張る手合いを嫌ってるのは別で、スザクにとってはもう一人のユフィになったか。

オルドリンは同志になれなくても、認め合うことはできたかも。マリーとシンは絶対に無理。皇帝は論外。オルフェウスとはお互いに手応えのある敵とは思うかも。

ただし、カレンや他の反ブリタニアからは『洗脳』とか『脅迫』と一方的に決めつけられ、本人も近いと否定しない(実際に救われている人が怒るパターン)。これはおそらく、目に見えてライルのおかげで何とかなった実感と『耳あたりの良いことを言っても、実際には何もしてくれない欺瞞』と見えるからでしょう。

イデオロギーより物質重視の人間からは支持を得やすい。総督になれば、『今までの政庁側の取組みが杜撰すぎた』と言って福利厚生や人権活動で衛生エリア化をできた?そうなると、否が応でも地元の財閥や和平派の政治家や軍上層のお嬢様と結婚でそれ繋がりで皇妃が多くなり、有紗と優衣は結婚できても皇妃としては地位が低そう。この手の結婚、実質ナンバー2のシュナイゼルが率先してやるべきな気もするけど。

部分的独立自治、ライルならば歴史や伝統重視で日本ならキョウトとナラ、オオサカのキンキブロック一帯。フランスならマルセイユやリヨン、オルレアンのある地方……スペインならバルセロナでしょう。つまり、マドリードやトウキョウとはある程度距離を取らせて且つ、国内外で知名度の高い都市中心とする。



ちなみにシルヴィオは自然遺産や文化保存で、エルシリアとセラフィナなら子供を対象にした教育や福祉でやっていけたかも。どれも植民地政策で反発を抑える要素だと思う。
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.7 )
日時: 2023/03/12 15:53
名前: JIN

スザクの問題は、本人が自分の言ってる事をどこまで本気に思ってるか分からないとこなんだよな。

小説版のダールトンは、スザクを「信念を理由に自分で自分を騙してる」んじゃないかと疑ってたが。
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.8 )
日時: 2023/03/12 17:46
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実は意外とライルも自分で言うほど信じておらず、そもそも人間不信に等しい状態だから、自分が母や手下共の仲間入りをしたくない方便にしているだけかも。つまり、二人とも自分でも気付いていない自己防衛?

ライルの場合は、自分が大嫌いなブリタニア共の仲間になりたくないし思われたくないが、一方で母に自分のやり方を認めて欲しいある種のマザコンを抱えているか?

スザクと同じく人に絶望して、全てを破滅させたい衝動も燻っている意味でも組んだら上手くやれそうな一方で、改革を諦めて本当に世界の破滅さえ成功させてしまうかも。つまり、有紗やレイ遡ればフェリクスやヴェルドに会わなければシンと共謀して本国とユーロ・ブリタニアの二正面作戦で本当に世界を滅ぼしていたかも。

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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.9 )
日時: 2023/03/14 20:46
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スザクの擁護意見と相手方への反論でとんでもないのが浮かんでしまった。

まずスザクにしろ秀作にしろ、更に長野でもレイでも幸也でもみんな『首相の息子』や『将軍の孫』、『日本軍人』や『半分日本人』の定型文しか言ってないと思う。更に言えば、本質が『自分達は選択の権利がある。お前達にはない。』と選択自体を認めず自分達の所有物や隷属物にしている。要はゼロやマリーと同じで、無自覚だから余計に質が悪く、始末が悪い。

例えば、ユフィがスザクのこと……セラやライルが秀作のことでこう言う展開もやれた。仮に『選択をさせていない』と言われても『日本を独立すれば好きなだけ、選択させてやる』、そういう理屈を並べるのに限って、次は復興などを言い訳にする。そして、復興が終われば父の後を継いで王様になれと永遠に奴隷にする。

ライル「私が見てきた、先延ばしの定型文だな。」

人種や地位を問わず、そういう手合いが嫌いなライルが聞けば怒りそう。スザクも都合の良いときだけ『友達』という定型文を持ち出すあの男を本気で唾棄したからな。

つまり、ブリタニアよりも日本がスザクや秀作を奴隷にしている。ゼロもまた、情に訴えるつもりでも本質は同じ。極端だがスザクにもまた世界中のイレヴンを殺し尽くす理由も権利も可能性もあった。

支配体制の狗か、それとも自分勝手な同国人の奴隷或いは道具か……秀作は自分のやり方で日本を取り戻すとかそういう気はさらさらないから前者。本当は二人ともやらなきゃいけない理由も義務もなく、まして勝手に作った責任=イレヴン共に都合の良いノーブル・オブリゲーションを果たす必要などない。
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.10 )
日時: 2023/03/19 09:02
名前: JIN

そもそも組織や集団なんてそんな物だと言えばそこまでだが。
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.11 )
日時: 2023/03/24 18:35
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参照: http:// 

その組織と集団この場合は日本が既にダメになっていると私には映っている。より突き詰めれば、その組織と集団を作っている人間が

ブリタニアはシュナイゼルやコーネリアと言ったまともな部類がいるから留まっている感じか?
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Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.12 )
日時: 2023/04/02 13:21
名前: JIN

連中もまともというには問題ありそうだが。
メンテ
Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.13 )
日時: 2023/04/02 21:26
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参照: http:// 

まあ、レイや秀作、良二、雛が憎悪する手合いに比べればまともでしょうね。

後見人に裏切られた優衣と涼子にとっても、同じかも
メンテ
Re: 狂戦士と死神の対話 ( No.14 )
日時: 2023/04/08 10:21
名前: JIN

他人がどうかなんて関係ないってのがテレビでの結論だったんだよな。

一番肝心は自分自身だって。
メンテ

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