ハーレムエンカウンター 第一章 血塗れの聖地 G |
- 日時: 2024/02/17 07:21
- 名前: 陣
- 「あーん。お兄様ー」
セシルの片腕に取り付き、周囲も憚らずに、ゴロゴロて猫みたいにジャレ付くビルギッタ。 母が妖艶な魔女なら、娘は奔放な小悪魔か。
そして娘の彼女もまた、一年前に「お兄様」との間に男女の関係を結んでいる。 母とセシルの激しい情事を覗き見している内に初潮を迎え、それを見つけた母によってベッドに上げられ、その目の前でセシルに処女を捧げたのだ。 年下の相手は初めてのセシルだが、それだけに新鮮。以後は母娘丼や「お嬢様」を大歓迎の舞踏団の若い娘たちも交えての日々が始まる。 またセシルにとって刺激的だったのは、彼女が時々生き別れた実兄と自分を混同したりする点。セシルとして彼女たちは実の母妹と完全に対照的だが、彼女たちからすればセシルは生き別れの息子に似ているらしい。よってセシルとの情事は彼女たちにとって背徳の近親姦願望をも大いに刺激するというのだ。実際ビルギッタの方は、実兄のベッドに潜り込んだりもしていたらしい。 それを知るや大いに嫉妬心と独占欲を爆発させられ、彼女の幼い身体をより一層思う存分に弄び慰み抜くセシル。彼女の実兄に対する後ろめたさや申し訳なさなど微塵も無い。母親も含め、ただただ寝取りならではの征服感と勝利感あるのみである。 異常あるいは狂気とも言うべきだろうか。だか僅かな年の少年があれほどの流血と色欲の坩堝の中にいきなり投げ込まれたのだ。正気を保てというのがむしろ無理な話だろう。
ちなみにクラリス家に残された実兄は、その後に家臣たちの総意でレナス家から二才年上の嫁を迎えたらしい。 レナス三姉妹三女アーリーの娘の一人で、嫡子クリエートの同母妹クリシュナ。 母に似た勝気な性格の持ち主。悲劇前のセシルと似た大人しい性格の、年下夫をベッドの上で散々に調教しまくっているとか。 そしてその調教がレナス家、というより母を同じくする兄クリエートに対する忠誠のためだというのも公然。かつて自分を虐待した異母姉ネメシスをいつか跪かせ、靴の裏を舐めさせてやるためにも。
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