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ハーレムフロントライン 第六章 均衡 O
日時: 2023/10/26 04:41
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「それと。残り二つの件にも絡んでですが。実は貴女に是非引き合わせたいという方がいまして」

「ん?」

「どうぞ」

扉を開いて入ってくる人物。青い髪の若い女性。それを見て驚くフィオリナ。

「アルテミス!?」

「フィオリナ様!」

驚き合う二人の女性。互いに激しく見つめ合う。だが次第にワナワナと身体を震わせ始め、いきなりアスレーの方に向き直る、アルテミスと呼ばれた女性。

「何ですかこれは!?」

激怒するアルテミス。もしも丸腰でなければ、いきなり首が飛ぶかのような迫真!

「メリシャント王女たるフィオリナ様にこのような姿をさせるなど! 無礼者! 許さん!」

いきなりアスレーに掴み掛かろうとする、その背中に向かって慌てて飛び付き、羽交い締めにするフィオリナ。

「ま、待てアルテミス! これは私が望んだのだ! 早まるな!」

「同じです! このような姿を許すなど! やはり! 断じて! 絶対に! 赦せませーん!!」
メンテ

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