ハーレムフロントライン 第五章 惨劇 L |
- 日時: 2023/10/02 21:05
- 名前: 陣
- 「…と、いうわけなんだ。どうか御世話を宜しく願いたい」
屋敷に付いたアスレーとフィオリナ。事前にカエソニアを送って連絡済みとはいえ、いささか複雑そうなマルビータ。
「…分かりました。アスレー様。で、王女様の御待遇は?」
「それは…」
それを遮るように、質問を出すフィオリナ。
「お前がコイツの奥方か?」
「はい。マルローゼの娘、マルビータと申します。まだ新婚中の身でありますが」
いささか警戒心を感じる対応。それを察してか。
「おいおい。コイツと私は別に何もないぞ。それに。私が王女だというのはここでは内緒だ。普通に扱ってくれれば良い」
こちらから言い出し難い事を言って貰えて、心から安堵するアスレー。それをも察してか、あくまで平均口調で続けるマルビータ。
「さ。いつまでもそこに立ってるんですか。中にお上がりくださいませ」
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