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クリームヒルト本家
日時: 2014/05/11 12:13
名前:

2011-01-08 (Sat) 23:13:34 [投稿者名:塵 ]

 未だ十分に活用されていると言い難い、設定の宝庫と言える、このシリーズですが、個人的に注目している物の一つがこれ。

 要するに、グロリアーナの実家であり、クーデター以後は事実上、その実体を失っている王家に代わり、イシュタール王国の中核と言える部分。

 それでも鎌倉幕府の北条得宗家のように前面化しないのは、あくまで「責任を負わない」立場で「甘い汁を吸う」のは目的としている、現公爵の方針なわけですが、そのような曖昧方針が可能なのは、あくまでイシュタールが太平状況にあればこそ。

 だから非常時色が強くなれば、王家を再強化するか、自ら表に出るかを迫られるわけで、本来は政治的妥協の臨時措置であるはずの、グロリアーナの在位が長期定着をしてくれば、それこそ斉の田氏のように、ごく自然な形での「易姓」も決して不可能ではないというか。

 おそらくレッキとした「嫡子」もいるはずだけに、どうせなら『デスティニー』のように、その辺りを主役にした作品があっても面白い。

 そこでまた同時に問うと面白いのが路線問題。
 『大空』を見るに、ドモスに渡ったヒルクルスに対し、現在のフィリックス派は、あくまで「西国同盟」を梃子に独自路線を志向する模様ですが、エトルリアの例に倣い、どうせならより近い二重王国との提携を重視する一派があっても良いというか。

 特にエレンツォが来ているというのなら、パイプ役としても格好なはずだけに、その辺りの可能性もまた考えてみればなかなかに面白いと。
メンテ

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