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試練IF あの楽しき日々
日時: 2024/04/27 00:08
名前: JIN

(うそつけ!)

(うそじゃない! おかあさまがいってたもん! イヅルはぼくのいもうとだって!)

(ちがわい! ぼくのかあさんがうんだんだもん! ヒデのじゃない!)

(ふん! いいもん! ならおよめさんにするんだもん! いもうとはタツにやる!)

(なんだとお!! ヒデにはアキがいるじゃんか!)

(やだよ! あんなうるさいの! こいよイヅル!)

(だめー! こっちー!)


(きゃははははー!!)



「…」

「あら。夢でも見てたの。ママ」

「分かる?」

「楽しそうだったから」

「ええ。楽しかったわ…とっても…」
メンテ

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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.1 )
日時: 2024/04/24 23:28
名前: Ryu
参照: https://bbs6.sekkaku.net/bbs/emirio/&mode=res&log=116

このやり取りは幼い頃のヒデとタツが言い争っている場面で、名前が出た面子で誰の事か確定しても問題ないのは…

ヒデ…後の畑方秀正(秀作の父)

タツ…後の北川龍馬(千鶴の父)

アキ…後の秀正の妻?

という認識で、宜しいでしょうか。
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.2 )
日時: 2024/04/25 07:11
名前: JIN

まあそんな感じですね。

実は両家は名門武家として過去から関係も深く、源流と静鶴も幼馴染(つまり婚約者候補)の関係。

それ故に後に政略で六家から入った秀子が夫と静鶴の関係を疑い、また実際どうだったかも分からないというのが、悲劇を生んだというのが現在の解釈です。
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.3 )
日時: 2024/04/25 06:20
名前: Ryu

静鶴もとい南条家も名門だったというのが意外。

てっきり民間出身だがその実力から頭角を現し、しかし「出る杭は打たれる」とばかりに…というのが静鶴の背景かなと思っていただけに。

その方が何か大衆受けして「伝説の女軍師」と呼ばれそうなのと、後に当人以外にも色々と「消す」流れになってもそこまで苦労が無さそうなのと。



あと源流とはまだ彼が「期待の若手」ぐらいのポジションの時に出会い、その時既に秀子とは婚約関係だったが、共に過ごす時間が増えていくにつれて…な感じかというのが、このSSが投稿されるまでの想像。
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.4 )
日時: 2024/04/25 08:11
名前: JIN

自分も最初はそんな感じでしたが、実は互いの子供たちも過去に絡んでいたという関係と、最近の和風ファンタジーの流行からそっちに確定。

それでも世間的には畑方が遥かに格上印象になっているのは、源流の妻の秀子が京都六家の出身で、劣等感の強かった源流の両親が家格向上を図ったため。

(ちなみに秀子は畑方ごときとの縁組に不満だったが、親の問題で実家での立場が悪く、ほとんど厄介払いで外に出された)

但しその結果、社会的な地位と外見上の品格は上がったが、武人としての血統は下がってしまい、秀正と秀作の能力コンプレックスの原因にもなる。

それもあってか能力的には秀正より龍馬の方が上で、あるいは彼も源流の実子かと秀子に疑われていた。

そして細かい家族背景が世間に知られてないのは、スザクの存在と同様、私的な部分はあまり公にならないこの世界の特性。
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.5 )
日時: 2024/04/27 08:02
名前: Ryu

(秀作の凱旋の翌日、彼の処遇を決めるべく会談中の神楽耶の執務室にて)

ゼラート「…それまで関わる事が無かった外野の身としては、聞くだけでも頭が痛くなる内容というのが正直な感想で」

(畑方源流や南条静鶴、畑方秀子とその実家の公方院家等諸々について、神楽耶の裁量で問題無い範囲で聞いた反応)

神楽耶「古今東西、この手の話は日本だろうとブリタニアだろうとE.U.だろうと変わりないでしょう」

上丹羽「…」(千鶴の素性については知らされてなかった彼も、一連の話を聞かされた)
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.6 )
日時: 2024/04/27 08:03
名前: JIN

千葉「『秀』の字は、公方院本家の通字だったとも聞きます。それをなぜ子や孫にも?」

藤堂「恐らくは秀子様の強烈な意思だ。外に出ても公方院の本流はあくまでこちらだという意味のな。秀作の名も死ぬ前に予め遺言していたらしい」

千葉「その意味からすれば『正』や『作』にも凄まじい執念と主張を感じますな。それは将軍の意思でもあると?」

藤堂「いや。良くも悪くも将軍はそんな野心家ではない。そんなにやりたければやれという程度だろう。そんな方だった」

千葉「…」
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.7 )
日時: 2024/04/27 08:32
名前: Ryu

秀作父の設定を投稿するに辺り、自分が適当に名付けた「秀正」の名が、まさかこういう意味合いを持つ事になるとは。

息子が「秀作」だし、とりあえず「秀」の字は入れておこうぐらいの感覚だったんですが。



因みに秀子が公方院家出身というのも、そちらの方で最初から考えていたのでしょうか? 自分は秀子の旧姓を考える時…

@「皇」「桐原」以外のどれにしようかな…

Aあ、この「公方院」の当主が「秀信」か。「秀」の共通点もあるしこれでいいだろ。

という流れでした。
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.8 )
日時: 2024/05/03 18:51
名前: JIN
参照: https://bbs6.sekkaku.net/bbs/giass/&mode=res&log=106

全く考えてませんでした。せいぜい六家のどれかくらいで。

偶然と呼ぶには恐ろしいくらいの必然ですよね。

こうなってくると本当に「公方院秀子の生涯」なんてドラマも出来そうなくらいに。
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.9 )
日時: 2024/04/29 11:50
名前: JIN

アサド「それで。もしあの子の爺さんが本当にあいつの爺さんでもあったら。あの二人もなかなかにヤバイんじゃないか?」

ジョイド「それは無いでしょう。あの国ではイトコまでは大丈夫みたいですし」
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Re: 試練IF あの楽しき日々 ( No.10 )
日時: 2024/05/01 06:53
名前: JIN

千葉「それで。実際の畑方将軍とはどんな方だったのですか?」

藤堂「間違いなく勇者であり英雄だよ。それは間違いない。世間がイメージしてるのとは違うがな。世間のイメージでは謹厳実直だが、実際の将軍は豪放磊落。まさにその物だった。表面的には世間のイメージに合わせた役を演じていたが、それから外れると私みたいな幼年学校からの従卒にも気さくに接してくれたよ。あれなら心酔する者も多かったはずだ」

千葉「すると。やはり例の噂は単なる誹謗だったと?」

藤堂「そうとも言えんな。お若い頃の将軍が相当に放蕩無頼であったのも確からしい。自分から迫る事は無かったらしいが、誘われたら断る方でも無かったそうだ。しかもその相手の中にはある名門の奥方すらいたともいう」

千葉「それは初耳です。では南条少佐はそれから世間の耳目を逸らすスケープゴードだったと?」

藤堂「あるいはな。まあ少佐とあったのも事実かもしれん。とにかくそのくらいのスケールのあった方だった。良くも悪くもな」

千葉「…」
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