クリスマスの戦争 |
- 日時: 2023/12/15 22:22
- 名前: 健
- 農場で……
「できたー!」
子供達が作ったクリスマスケーキ…少々不格好だが、それはご愛敬だ。
有紗「おいしそうね、じゃあライル様と一緒に食べましょうか。」
「はーい!」
優衣「くそ!おこちゃま軍団がいるからいつもの手が使えない!!」
クリスタル「しかも、クリスマスの夜を…」
遡ること2時間前………
女の子の一人が…
「わたし、きょう殿下と一緒に寝る―!」
「ええ、僕も―!!」
優衣「こら、おこちゃまはおこちゃま同士で仲良く寝なさい!!」
クリスタル「そうよ、殿下は大人なんだから私達と」
ベシ×2
レイ「あんたたちの方が危ないわよ…」
優衣「レーイー……あんた………!高なりゃ勝負よ!!」
どこから出したのか、おもちゃの銃とゴーグルで武装した。しかも神速で砦まで作った。
優衣「勝ったチームがライル様と一緒!これでどうだ!!」
クリスタル「乗った!!」
エレーナ「じゃあ私達はお子様組に着くわね。」
レイ「今回は私も。」
優衣&クリスタル「え”!?」
何故か優衣とクリスタルの砦が子供達に囲まれた。
涼子「撃てー!!」
ドパパパパパパパパパパ
優衣「この!こっちも撃ち返しなさい!!」
もはや完全に戦争をやっていた。その騒ぎを聞きつけたライルが…………
ライル「…すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、何してるんだー!!!!」
凄まじい怒号に全員手が止まり、子供達の何人かは泣き出してしまった。
ライル「状況は察した!双方、可及的速やかに終戦条約の締結と戦後処理を命ずる!特に首謀者は絶対に逃がすな!!」
セルフィー「ぁう……イエス・ユア・ハイネス。」
ヴェルド「とほほほ……」
コローレ「乗って参加するんじゃなかった。」
※かくして、突如勃発したこの戦争はライルの仲介により、双方壊滅的被害を出しながらも奇跡的に人的被害は少なかったために、和平交渉は滞りなく行われ、首謀者の二人は処断された。
首謀者の優衣とクリスタルは滅茶苦茶になった部屋の掃除をやらされ、結局来ていた子供達がイブとクリスマス当日を半々でライルと同じベッドで寝ることになった。
優衣「ってことがあったの!!」
フェリクス「素直に子供らに花を持たせないからでしょう。」
優衣「だって!」
長野「だってじゃない!!」
クリスタル「でも!」
ゲイリー「でもじゃない!!」
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