トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
ハーレムバスタード  第六章 庶子の時代へ U H
日時: 2023/01/01 14:48
名前:

「おい! あれを見ろ!」

いよいよ婚儀の本番。カンタータやエルヴィーラと同様、それぞれの介添と共に入場する双方。

バイバルス家とテルモピライ家のそれを務めるのは紛れもないルキオラの母であるルシタニアと、ルキエラの「母」であるルシアラ。
そちらは当然であるが、新郎の側は。

「バージゼル!?」

息子の後に寄り添うかのように姿を現す、その父にして現山麓朝宰相。

それを目にしながらどよめく一同。事前に聞かされていた三姉妹以外の面々は大いに驚く。

「バージゼル自身が?」

「まあ確かに父親の介添も無いわけではないがな」

「やはり実の母のファシリアはまだ参加できないのか」

「レナス家の婚儀の介添はそれぞれの母が務めるのが基本だ。てっきり三姉妹の誰かか、エルヴィーラみたいにビオラが代理をやるかと思っていたが」

「それにしてもバージゼルがやるなんて初めてじゃないのか」

「ああ。あるいは本人自身は実の母が駄目だから自分がやるしかないくらいの気分かもだが」

「偉い事になったぞ。これは」

Page: 1 |

Re: ハーレムバスタード  第六章 庶子の時代へ U H ( No.1 )
日時: 2023/01/01 15:13
名前: 鬼末忠次
参照: http://onisue-chuuji.blog.jp/

バージゼルのお手並み拝見って感じになってきましたね。聖なる汚物、いよいよ駒としての配置が完了するわけですから、爆弾になるかどうか、見ものです。贖罪か野心か。親心か。主人公コンビが打席で何を狙うのか、楽しみです。
Re: ハーレムバスタード  第六章 庶子の時代へ U H ( No.2 )
日時: 2023/01/01 17:19
名前:

まあ。あくまでバージゼルと三姉妹だからってのが自分としての解釈ですね。

基本的には『エンゲージ』の頃から何も変わってないって。

Page: 1 |