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ハーレムバスタード  第六章 庶子の時代へ U F
日時: 2023/01/01 14:19
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「これは…」

思わず強く奥歯を噛み締めるネメシス。それを傍目から心配げに見詰めるカディア。

「バイバルスめ…一体なんのつもりだ…」

さっきから何度と繰り返される台詞。

辺りにたちこめる都市貴族たちの威容ぶり。横紙破りで傍若無人の代名詞なネメシスも、この荘厳の空間の中では、逆に不釣り合いで浮いた感じ。それがますますもって苛立ちを高める。

「これでは我がレナス家が奴らに飲み込まれたみたいではないか…父上や母上たちは何を考えているのか…」

「ネメシス様…」


やがて照明が暗くなる。そして始まる荘厳な音楽。

本式の前の前奏曲。大聖堂所属の名誉聖楽隊が奏でる一大セレモニー。

その真ん中に位置する、最高栄誉の役は…

「ま、まさか…!?」

思わず大声を挙げ掛かるネメシス。慌ててその口を押えつつ、同じく目を見張るカディア。

その目に映るのは。完璧なまでにノーブル調のドレスアップをされ、まさに女神としか言いようの無い…

(…ビオラ…)

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Re: ハーレムバスタード  第六章 庶子の時代へ P ( No.1 )
日時: 2022/12/27 05:30
名前: 鬼末忠次
参照: http://onisue-chuuji.blog.jp/

おお、盛り上がってきましたねー。ビオラは、まさにここ!って感じです。
Re: ハーレムバスタード  第六章 庶子の時代へ P ( No.2 )
日時: 2022/12/27 18:54
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まさに当時として最高の晴れ舞台ですよね。

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