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ハーレムバスタード  第四章 婚儀という名の政治 M
日時: 2022/12/11 00:15
名前:

「ひいいいい!!」

新婚初夜。新郎新婦の寝室に響く悲鳴。

マックリィに組み敷かれ、身体を必死にバタバタさせながら、激しく貫かれ、全身を大きく揺さぶられているジュリエット。

甘かった。

パールパティの愛想はともかく、クリエートに頭を下げさせ、あの傲慢の代名詞なネメシスの鼻を明かせた事で気分が良くなり、ついうっかり失言してしまったのだ。

「今日はあんたの好きにして良いわよ」

もちろんライシュの件以来、婚前交渉は毎晩やっていた。しかしそれはあくまでマックリィが下の受け身でジュリエットに合わせての物。
てっきりそれがマックリィの標準かと思ってしまったのが致命的なミスだった。

「はあはあ」

息も絶え絶えに快楽に咽ぶ。まさに身体全体が火が付いたように燃え上がっている。
もちろん前夫のアンドレイとは心の底から愛し合ってきた。しかしこれに比べればただの木石に等しい。
まさか心を持たないかのような少年によってここまで燃え上がらされてしまうとは。

(せ、聖汚物…)

誰もが羨む「レナスの聖汚物」を夫に迎える事の重さと大きさを身をもって思い知らされる。


必死に頭を動かし、廊下に通じる扉に顔を向けるジュリエット。

「び、ビオラ! たすけて! そこにいるんでしょ!? お願い! 止めて! マックリィを止めて! このままだと死んじゃう死んじゃう! 頭が真っ白になって何も…考えられなくなるー!!」

やがて外で奏でられ始める調べ。あたかも悲鳴を掻き消すかのように。

「ひとでなしー!!」

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Re: ハーレムバスタード  第四章 婚儀という名の政治 M ( No.1 )
日時: 2022/12/11 02:03
名前: 鬼末忠次
参照: http://onisue-chuuji.blog.jp/

閨の場面は珍しいですね。マックリィ、どれだけ精強なんでしょうか。ビオラが何を考えているのか、いまのところ不明ですが、お家乗っ取りどころか、お家崩壊を狙っている感もありますねー。問題はパージゼルの存念だなあ。
Re: ハーレムバスタード  第四章 婚儀という名の政治 M ( No.2 )
日時: 2022/12/11 14:22
名前:

まあ年令的にもサルの時期ですから。

あとバージゼルの存念と言っても、彼として余り大した物は無い気もするんですよね。
単に可哀想な子供にはより肩入れする程度で。
三姉妹にしても互いに上手くやっていく事が最優先って感じだし。

そんな彼らがたまたまな周囲の事情と状況で押し上げられてしまったというのが、自分としてのレナスストーリー解釈です。

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