ハーレムバスタード 第四章 婚儀という名の政治 J |
- 日時: 2022/12/05 20:36
- 名前: 陣
- 「言われてますね」
傍らのクリエートを眺めて感想を漏らすダリアナ。
「ああ。君はどうだ?」
「私にもし少年趣味があったら。間違いなく飛び付いたかもしれませんね」
不敵な笑みに対し、苦笑を返す。
「俺もだよ。もしアッチの趣味があったら。弟でも手を出したかもな」
彼らから視線を外し、ポカンとした顔で見ているステラ。相変わらず無表情のシェリー。
「…」
「あら。どうしました。セルシウス?」
従弟の顔を覗き込むパールパティ。
「あ。ああ。いえ。なんでもありませんよ。パティ様」
「分かりますよ。ほんと。綺麗ですねえ」
「どっちを言ってるんですか」
「あいつ…」
苦虫を噛み潰すネメシス。それを目に止めるカディア。
「どうされました?」
「ビオラの奴。よりによってあんな派手な格好をマックリィに。もう少し地味にする事だって出来ただろう。何を考えているんだ」
「…」
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