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ハーレムバスタード  第四章 婚儀という名の政治 G
日時: 2022/12/03 13:02
名前:

エルヴィーラ城内の庭園。

その中で様々に飾り付けられてる結婚式場。

近隣三家の大テーブルを中心に、中小のテーブルが並び、様々な来客が腰掛ける。

演台では楽隊が様々な音楽を奏でている。


「素敵な場所ですねえ」

優雅にティーを嗜みつつ、周りを鑑賞するパールパティ。それに対してあくまで不機嫌を崩さないセルシウス。

「こういう場所でケーニアス殿と式を挙げられたいですか。パティ様?」

「そうね」

あっさり返されてますます仏頂面に磨きの掛かるセルシウス。


「ほんと奇麗よねえ。シェリー?」

周りを見回しながら、相棒に目をやるステラ。

「…」

あくまで無言無表情のシェリー。

それを見ながら微笑を浮かべるクリエート。

「どうされました?」

ダリアナの問いに。

「可愛いもんだ。そうは思わんか」

「ですね」


「…」

他の二家の様子に、いささか不機嫌そうなネメシス。

「ヘリオード殿も連れて来たかったですか?」

カディアの問いに。

「馬鹿な。私の不満はこの扱いだ。この私を他の二家と同等に扱っている。この私をだぞ」

「まあまあ。披露宴はゴットリープです。国の礼式はそちらで全うさせれば」

「だな。そちらでは絶対に容赦せん」


その光景を見ながら、活発に動き回る警護役の騎士たち。

「おいおい。随分と大した人出だな。流石は天下のレナス家様か」

「どうでもいいが。くれぐれも大人しくしてくれよな。ライシュ」


そして甲斐甲斐しく動き回るメイドたち。

「ちょっとエミリー。そこはもういいから、あっち手伝ってちょうだい」

「は。はい。リージャ様」

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Re: ハーレムバスタード  第四章 婚儀という名の政治 G ( No.1 )
日時: 2022/12/03 14:13
名前: 鬼末忠次
参照: http://onisue-chuuji.blog.jp/

今回はちょっと分かりませんでした。知らない人物が多いです。
ネメシスですが、なぜ他家と同等だとダメなのでしょうか。ドゴール家の家格の問題ですか。
次回はいよいよエルヴィーラ家とレナス家の暗闘?が始まりそうですね。楽しみです。
Re: ハーレムバスタード  第四章 婚儀という名の政治 G ( No.2 )
日時: 2022/12/03 14:28
名前:

第二章と第三章の人物たちです。

第四章が初のセルシウスはセルシオーネの孫ですが、シハラム的要素も加わって、主人公でも似合いそうなキャラに。

まあネメシスの高飛車からすれば一格上の扱いをしろでしょうね。

単なる地方領主の一つではないぞって。

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