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バイバルス家譜 (当主編)
日時: 2022/11/25 18:29
名前:

ルイ

歴史上一番古く確認されるバイバルス家の家祖。
ゴットリープ建設に関わった雑役夫の一人だが、人望が厚く、仕事場のリーダーに担がれた事が全ての出発点とされる。
ちなみに「バイバルス」の名は「野人」「蛮人」を意味する彼の仇名から来ているという説もある。


ルードヴィヒ

名門都市貴族としてのバイバルス家の実質初代。
雲山朝による「ゴットリープ劫掠」を機に急台頭。オルディーン時代後半からメロディア時代前半を担当。

ルドルフ

ルードヴィヒの息子。メロディア時代の後半が担当。
ゴットリープ市政に関心の無いメロディアや暗闘を繰り広げるその子女たちを尻目に、都市貴族による市政会議の確立など、次代への準備期間となる。
メロディアの王女との縁組は断るが、シュナイゼルとアンナの娘である、ゼリアを妻に迎え、ルイシュカを儲ける事になる。

ルイシュカ

ルドルフの娘。初の女当主で、メロディア死後に大混乱した山麓朝王家を尻目にゴットリープを纏め、ギルディーンに対抗。いつしか「ゴットリープの女帝」とまで呼ばれる。
生涯一度しか会う事は無かった、ギルディーンとは「結ばれなかった事が最大の悲劇」とも言われる伝説を残す。

ルナマリア

ルイシュカの娘。バイバルス家初の女系継承者。賢明だが決断に欠け、業を煮やした娘のルドヴィカによって引退。その最後と共に、悲劇のヒロインとしての名を残す。
兄や姉を差し置いての、彼女の継承には謎が多く、実の父はギルディーンではないかとも言われる。また彼女自身も当時の山麓朝国王やオグミオスとの関係が取り沙汰されている。

ルドヴィカ

ルナマリアの娘。その苛烈果断な性格もあって「ゴットリープの女帝」の代名詞ともされる大女傑。
前半の当主時代と後半の「女帝」専任時代の二つに活動が分かれる。前半においては母からの奪権や子供たちからの挑戦、後半においてはゴットリープ内での覇権確立やレナス家への対策が代表。
但し後世的には、娘や孫の婿たちとのスキャンダルの方が名高い。

ルシタニア

ルドヴィカの娘。ルードヴィヒ以降、初めて生前に当主の座を平和的に譲られる。娘に追われた、祖母を思わせるタイプで、一見は凡庸。それを理由に異父弟妹たちに叛乱を起こされてもいる。
但し芯の強さは母譲りで、容貌としては曽祖母ルイシュカ似。祖母を崇拝する母から嫉妬されたとも言われる。夫と母に密通をされたかと思えば、彼女自身も娘の夫と通じるなど、かなり議論がある。

ルキオラ

ルシタニアの娘。当主としての能力には議論があるが、器量としては間違いなく歴代最強。
こちらも後世において怪物視される「レナス家の聖汚物」マックリィの正主人の方が名高く、自分の母や祖母ら一族だけでなく、他家との情事まで堂々公認奨励。それでも夫以外の男は全く眼中に無く、同性の相手は多数だったが、あくまで夫に抱かせるための味見といった印象。むしろそうした相手と夫の様子を眺めるのが無常の趣味。
成長しても天真爛漫天衣無縫な性格は変わらず、天使か悪魔かとまで呼ばれ、いつしか夫に準えて「バイバルス家の天魔物」とまで呼ばれる事となる。

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