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バスタードIF もし孫が祖母に質問したら
日時: 2022/11/08 03:48
名前:

ルキオラ「ねえ。お祖母さまあ」

ルドヴィカ「なあに。ルキオラ」

ルキオラ「お祖母さまがお父さまを殺したってほんと?」

ルドヴィカ「ルシタニアが言ったのかい?」

ルキオラ「ううん。お母さまじゃないわ。それは」

ルドヴィカ「ならばいい。誰から聞いたかも言わなくていい。聞きたくもないしね」

ルキオラ「なんで殺したの?」

ルドヴィカ「それはね。あの男が図に乗り過ぎたからだよ。ルシタニアばかりじゃなくて。よりによってこのあたしにも。あれじゃお前にもそうなりかねなかったからね。あたしが嫌いになったかい?」

ルキオラ「ううん。お祖母さまがそういうなら、きっとお父さまが悪かったのよ。絶対そうに決まってる。で。叔父さまや叔母さまたちは?」

ルドヴィカ「ああ。あの子たちはバカだったからだよ。あたしがお前の曾祖母様にやったのを安易に考えて。全く誰に似たんだか。あれじゃとてもこの家は任せられない。それに比べてルシタニア、お前の母親は利口だった。本心は分からんが。とにかく軽はずみな真似だけはしないからね」

ルキオラ「お母さま凄い! でもやっぱりお祖母さまはもっと凄い!」

ルドヴィカ「嬉しいねえ。あたしが怖くないのかい?」

ルキオラ「ううん。お祖母さま大好き。わたし絶対お祖母さまみたいに強くかっこよくなるんだ!」

ルドヴィカ「そうかいそうかい」

ルキオラ「だ・か・ら。今日も一緒に。ね」

ルドヴィカ「はいはい。お風呂の後に、また一杯可愛いがってやるよ。ルシタニアと一緒にね」

ルキオラ「きゃあ!うれしい!」

ルドヴィカ「もうすぐマックリィも戻ってくる。そうすればまた四人でも楽しめるよ」

ルキオラ「わあい!わあい!」


ルシタニア「…」

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